【開催見解】第1回ばんえい十勝(4/13~4/21)
第1回ばんえい十勝
スプリングカップ 3歳以上オープン 4月13日 10R
出走予定馬
○インフィニティー (680キロ)
○オイドン (680キロ)
○キタノタイショウ (680キロ)
○ニシキエーカン (680キロ)
○ニュータカラコマ (680キロ)
○フクドリ (680キロ)
○ホクショウユウキ (680キロ)
○ホッカイヒカル (680キロ)
【解説】ばんえい記念の激戦から約20日。各馬ケアをしながらでも稽古は休みなく消化され仕上りは上々。いきなりからでも力の出せる状態。しかし、見えない疲れはあるはずで、使っていないオイドンを主軸に考えたい。昨シーズンは咽鳴りの手術のため休養を余儀なくされたが、その後は使いつつ調子を上げて終盤は4連勝でシーズンを終えた。能力の高さは誰もが認めるところであり、今季は開幕から一線級の主役に躍り出る。相手筆頭はニュータカラコマ。ばんえい記念は4着も初挑戦ということを考えれば仕方ない。昨シーズンは岩見沢記念を圧勝するなど地力強化は明白であり、決め手勝負での強さを今シーズンも見せてくれそう。ニシキエーカンは今シーズンから一線級に本格参戦ではあるが、昨シーズンも何度か挑戦して勝ち負けを演じており、能力の高さを証明。ここ2年若馬重賞でタイトルを逃がしてはいるが、ペースが落ち着く古馬戦でこそ持ち味である切れを発揮できよう。キタノタイショウは圧倒的一番人気のばんえい記念で5着惨敗。敗因は重い1コースと前年度よりも重かった馬場が堪えたことだろう。680キロなら大丈夫だと思うが、障害に不安を残すだけに抑えの評価にとどめたい。ホクショウユウキは昨シーズン史上初となる4歳三冠を含む重賞4勝を挙げた。ドリームエイジCでも古馬以上にハンデを背負って僅差2着と力走。久々の分、再検ではピリッとしなかったのが不安ではあるが、徐々に良化を示してくれそうだ。ばんえい記念を初挑戦で初制覇の偉業を達成したインフィニティーはやや仕上げに余裕を残した感じ。緒戦は様子を見る形も次開催の重賞には間に合わせるだろう。フクドリはばんえい記念で2着と波乱を演じたが、止まっても腰が入るのは今後の高重量戦での台風の目になったことは確か。ただし時計がかかることが条件。ホッカイヒカルはここ2年のレースぶりから850キロがラインとなりそう。今回のメンバーに入っていない馬にも有力馬が多く、今シーズンも毎回主役が変わる波乱の一年になりそうだが、馬券的にも妙味があり、楽しみである。
水晶特別 A1混合 4月20日 10R
出走予定馬
○アオノレクサス (670キロ)
○アサヒリュウセイ (670キロ)
○オレノココロ (670キロ)
○コウシュハウンカイ (660キロ)
○ソウクンボーイ (660キロ)
○テンカムソウ (670キロ)
○トレジャーハンター (670キロ)
○ナナノチカラ (640キロ)
○フジダイビクトリー (680キロ)
【解説】春先の荷物は軽く、どの馬にもチャンスがありそうな一戦。格でいえばトレジャーハンターが最上位。フジダイビクトリー、アオノレクサスと続く。4、5歳馬ではオレノココロ、テンカムソウ、コウシュハウンカイ。牝馬最軽量のナナノチカラが出走するなら怖い存在に。特にフジダイビクトリーは今シーズン、古馬重賞を意識しているだけに緒戦からエンジン全開。
競馬ブック 定政 紀宏