【開催見解】第2回園田競馬後半(4/15~17)
先週固め勝ちを決めたのは田中Jと川原J。田中Jは金曜日のA1級ハルイチバンで逃げ切りを収めデビューから通算2800勝目となる、おまけまで付けた。ひと月20勝は軽い今のペースなら年内にはまず2900勝、来年3月頃にはメモリアル3000も達成なっているかも。ここへ木村Jを含めた兵庫トップ3は現在のところ全国レベルでもトップ3、もうレベルが違いすぎる。今週もまた彼らの大活躍は続くものだろう。
サテ今週の園田競馬は通常通りの3日間開催に戻り15~17日まで。この間のメインは17日のA1級1400m戦で今のところ出走予定は前走初めてA1級を制し完全に勢いに乗るエーシンサルサ、同レース(3)着だったサワノファイン、同(4)着オメガキングコングにここ2走、本来の力を出 せずに少々お悩み気味のバトルアステア。6~7頭の少頭数になりそうなだけに再度、先手が取れそうなサルサの連勝は濃厚か。
16日はA2級の1700m戦がメイン、人気は2連勝中、それも完勝続きのサトノフェニックス。均整の取れた好馬体から繰り出されるパワーはまだ底が割れておらず、ここも通過点にすぎないだろう。JRA時には長い距離中心に使われてきた馬、1700mへの距離延長も全く問題ない。焦点は次位争いになりそう、馬体が絞れていればマーブルデイビーが最有力だが、天敵スマイルヴィジットがいなくなったことで先手が取れるキャニオンサクセスにも狙い目が出てきた。ブルースイショウは混戦になればなるほどパワーを発揮するタイプだし、2着争いは混沌か。
15日はB1級の1400m戦がメイン、混戦ムードだが、一応の主役候補はオンワードマイケル。2走前は勝ち馬が強すぎての(2)着で前走は不向きな馬場状態で(3)着、キッチリと自身の力は出し切っているだけに傑出馬不在、良馬場の今回は絶好のチャンス。デュークワンダーは馬体重がなかなか安定してこない点がネックだが、前走内容は悪くなかった。流れにも左右されやすい面があるだけに今回の大外枠はプラスになるハズ。デュラビリティは木村Jを起用してきた。前走は久々の1700m戦が影響した感じだし、走り慣れた1400m戦に戻れば当然、変わってくる。前走、位置取りが余りにも後ろ過ぎたアクロマティックの反撃も一考。
(文:競馬キンキ 北防 敦)