【開催見解】第7回笠松競馬後半（7/28～29）
第７回笠松競馬は「盛夏シリーズ」。前節に続いて、後節７月28、29日のメインについて紹介していきたい。
28日のメインはＣ－１a組の「水中花特別」。人気の中心はクライノート。連日の暑さで体調は良くて横ばい程度だが、底力は間違いなく上位。前走の勝ち馬のように抜けた相手がいないここなら勝ち負けの期待はかなりか。逆転筆頭はラナキラリオ。一気の相手強化になるが、６走連続で連対中と勢いは最右翼。牡馬ながら夏場に強いタイプでもあるし、時計の比較からしても互角以上に持ち込めそう。あとはリトルマドンナとセイカクロノスの２頭。こちらも体調面に関しては太鼓判を押せる。他にはリトルマリアンヌ、タッチレインボー、モエレネイションなどが続くが、これらは単のイメージまでは浮かばない。上位どころがモツれた時のヒモ争いまでか。
29日はＣ－１b組の「第13回 飛騨牛カップ」がメイン。28日と分割された特別でいくらか層は手薄になっているが、それゆえにチャンスが巡ってきた馬がちらほら。中でもイナズマデーアは通常の特別戦でも見せ場を作れている力量。どんな競馬にも対応できるし、馬券の中心には最もふさわしい存在だろう。対するササノハサラサラ、ファイアスクリーンも虎視眈々。前者は転厩後あっさり２連勝、後者とともに時計的に見てもイナズマデーアと同等以上に渡り合えそうだ。他には夏場に強いキョウワアライヴ、ミスウィスコンシン、イソノジャスト、ハマれば切れるホワイトタイガーなどが出走予定。ヒモ荒れする可能性がある一戦だけに、馬券的にも楽しめそうだ。
（文：競馬東海 寺澤 正勝）
