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【開催見解】第11回金沢競馬後半(8/26)

2014年8月25日

 2014年度・第11回の金沢競馬は前半週が終了。残すは後半週8月26日(火)のみ。

 

 26日(火)のメイン(11R)は「重賞 北國新聞社杯 第10回イヌワシ賞(白山大賞典トライアル)」(3歳以上・地方全国交流・2000m)

 1着馬には3開催後の10月7日(火)「第33回白山大賞典」(JpnIII)への優先出走権が与えられる。

 

 過去5年の優勝馬は

 2009第5回 名古屋・マヤノグレイシー(牡10)…吉原寛人騎手 良・2分02秒6

 2010第6回 笠松・エーシンエヴァン(牡6)…花本正三騎手 良・2分04秒4

 2011第7回 金沢・ジャングルスマイル(牡5)…吉原寛人騎手 稍・2分02秒4

 2012第8回 金沢・ナムラダイキチ(牡4)…畑中信司騎手 不・2分06秒6

 2013第9回 金沢・サミットストーン(牡5)…吉原寛人騎手 良・2分10秒1

 

 第4回までは東海・近畿・中国の地区交流重賞、第5回から全国交流重賞に。一昨年の第8回から従来の1900mから2000mに距離が変更された。

 第1回は名古屋・角田厩舎のワンツーだったが、第2回と第3回は地元馬のワンツー、第4回は笠松所属馬が勝利し、2・3着は地元馬。暑い最中の輸送があるだけに遠征馬が手薄になりがちで、東海・近畿・中国の地区交流重賞として行われた時代は地元馬も健闘。リニューアルした2009年は名古屋→兵庫→笠松の1~3着、2010年は笠松勢が1~3着だったが、2011年は地元馬が1~3着を独占、2012年は金沢→笠松→金沢の決着、2013年は金沢→高知→高知。全国交流になってからも遠征馬は東海・兵庫・高知からが多く(2012年に初めて南関東勢が参戦したが5着と8着)、地元の有力馬が出走すれば好走傾向の重賞。

 

 今年のメンバーは

 1番 セイカアレグロ 吉田晃浩

 2番 チャームドライフ 桑野等

 3番 マイネルリボーン 吉原寛人

 4番 ポップイン(笠松) 筒井勇介

 5番 エイシンナナツボシ(笠松) 尾島徹

 6番 ポセイドン 池田敦

 7番 シーズザゴールド 中島龍也

 8番 ケージーキンカメ 平瀬城久

 9番 ゴールドソレイユ(笠松) 吉井友彦

 

 遠征勢で勝負になりそうなのはエイシンナナツボシ。ただ、近況や中間の過程を思うと強調はできない。主力は地元の3頭と見て良さそうだが、ポイントは少頭数と斤量差!?

 大将格はセイカアレグロ。4月のスプリングカップ以降はナムラダイキチにしか先着を許しておらず、マイネルリボーンには常に先着している。問題は2開催パスしての状態。これは得意ではない暑さを考慮したものだが、中間の調整ぶりや動きを見る限り、大きな心配はなさそう。逃げてよし、差してよしの自在性も強味。

 3歳馬ケージーキンカメも1700mの時計ではむしろ上回っている。初の古馬重賞挑戦でもヒケは取らないはず。まさかの敗戦だった前走・MRO金賞だが、勝ったトーコーポセイドンも実力十分だったのは確かで、相手得意の展開になった上に自身の少々重目だったことが敗因と分析。臨戦過程としては今回の方がいい。力を出し切れるスムーズな展開も叶う枠順とメンバーで、斤量も2kg軽い。好勝負に持ち込めると見た。

 マイネルリボーンは長距離戦には絶対の自信。1700mで届かなかった前走は発馬や流れも敗因。動ける感触はキープしているように映り、近走で分が悪いとは言え6月の百万石賞ではセイカアレグロと0秒2差。覆せない差ではない。ややエンジンの掛かりが遅い面もあり、上がりの掛かる流れが理想だけに、この頭数や顔ぶれは展開的に微妙な気はするが、他より向く2000mで課題の発馬さえ決まれば好位からの競馬も可能なはず。

 他で注目点は、早くも減量が取れたルーキー中島龍也騎手が古豪シーズザゴールドで重賞初挑戦。一角崩しの3着ならあり得る。

 

 

(文:競馬カナザワ 大井明洋)

 

 

 

 

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