【開催見解】第12回園田競馬後半(8/27~29)

 先週木曜日、木村Jは自身3度目となる1日6勝の兵庫県タイ記録。新記録を狙った最終レースは一番人気馬騎乗、期待を一身に集めたのだが、道中の反応が悪く残念ながら[5]着。楽しみは次回に持ち越された。因みにこの兵庫県1日6勝の記録を持っている彼以外の現役騎手は小牧太、岩田、大山の3人。しかし、小牧、岩田は現在JRAだけに兵庫県では木村、大山のふたりだけとなる。サテ今週も園田競馬は水、木、金曜(27~29日)の3日間開催。期間中のメインは29日に行われるA1A2級混合の1700m戦、能力傑出馬はいないものの前走、摂津盃で[3]着大健闘のツルマルホクト、3番人気に支持され[4]着だったアランロド、渋とく[5]着に踏ん張ったラッキーフラワーなどこれまでの 伏兵級馬が久々主役を争う格好。また先月のサマークイーン賞[4]着のラヴフェアリーもここに入れば十分足りるし、転入初戦最後方、大外を回って[4]着に伸びてきたフリソも距離延長を味方に上位進出を図る。またこの日はJRA認定アッパートライ競走も行われ無傷2連勝中のショウリも出走予定。

 

 28日はA2級の1400m戦がメイン。中心はエーシンバリントンだろうが、ウイークポイントはなかなか勝ち切れない点、今回もナンとなしに他馬に足下を掬われそうな気がしてならないが…。その筆頭には目下好調ブードゥーロアを挙げたい。相当ズブい面があった同馬も早めから動いていくスタイルに変えてからはキッチリ結果が出るようになった。初めてのA2級だが、今なら遜色ないはず。ニホンカイセーラ は前走、前記バリントンから首差の[3]着。まだまだ伸び代のある3歳馬、道中ソツなく捌けば逆転十分。果敢と先行するのはエアセノーテだろう。前走[5]着に敗れたものの好調馬相手にあれだけの粘りは逆に評価できる。ペース次第では前残りも可能か。他にも差し馬の展開になればファイナルスコアー、カンファーネオも台頭しそうだし、混戦ムードと見た方が良さそうで。

 

 27日はB1級の1400m戦がメイン。主役はエイシンモルト、この距離は4戦4勝でもあり、最低でも連は外さない。馬なりながらも攻め強化、明らかに前走時よりも走れる状態だ。フェブアクティヴは逃げに徹するのか、それとも2番手控えるのか。この馬の出方がカギを握る一戦となるが、自身は今のデキならどっちの展開になっても確 実に力は出せる。直線強襲はテワヒポウナム。条件的にはソロソロ思案が必要になってきたし、渋化馬場、内枠もポイントになるが、状態の良さは相変わらず。地味ながらも地力強化中はウルフ、流れ展開に左右されない点は強味でもあり、またも相手なりの走り披露か。

 

(文:競馬キンキ 北防 敦)

 

 

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