【開催見解】第11回ばんえい十勝(8/30~9/8)
第11回ばんえい十勝
マロニエ賞 3歳以上オープン 8月31日 10R
出走予定馬
○インフィニティー (720キロ)
○オイドン (730キロ)
○キタノタイショウ (735キロ)
○コウシュハウンカイ (720キロ)
○ニュータカラコマ (735キロ)
○ホッカイヒカル (720キロ)
○ホリセンショウ (720キロ)
【解説】
回避馬が出て7頭立てと一線級のレースとしては少々面白味に欠けるが、逆に考えると堅く収まりそうで馬券としては取りやすい。そして一線級に初参戦となるコウシュハウンカイのレースぶりにも注目したい。このレースの主役もサマーカップ、JRAジョッキーDAY特別との特別戦連勝中のオイドン。今回から5キロの加増となり、730キロを背負うが、前走の内容からまったく問題はないだろう。スピードタイプが不在でスローペースは必至であり、息を十分入れても好位で運べるし、末脚の違いでここも一気に抜け出せる。相手筆頭はニュータカラコマ。前走は5秒差だが、余裕残しの調整。斤量差も10キロから5キロになり、逆転も十分。もう一頭はキタノタイショウ。課題である障害も息を入れれば上がっているし、前走4着も直線は脚を余す内容。追えばまだ伸びるはず。ほぼこの3頭で決まりそうだが、他馬が障害でミスをすれば出番があるのはインフィニティーくらい。
第3回朱雀賞 5歳オープン別定 9月1日 10R
出走予定馬
○カネサマドカ (680キロ)
○サカノテツワン (690キロ)
○タカラハヤヒメ (680キロ)
○テンカムソウ (710キロ)
○ニシキエーカン (720キロ)
○フクトク (700キロ)
○ホクショウユウキ (720キロ)
○ヤマノウンカイ (700キロ)
○ワールドピサ (700キロ)
【解説】
今季2度目となる5歳オープン戦。6月に行われた瑞鳳賞ではハンデ頭のニシキエーカンが圧勝した。オープン一線級でも勝ち負けをしている実績のある馬で、デキも最高。今回もハンデ頭の720キロを背負うが、不動の軸といえよう。相手筆頭はホクショウユウキ。昨年の活躍から今年は期待されるも、最高が3着4回と今ひとつ振るわないが、重賞の重荷が影響しているのが要因。700キロ前半の荷物ではスムーズな動きを見せているし、前開催を休養に充て重賞の疲れも取れたとあれば本来のこの馬の力を見せてくれよう。軽量馬からはサカノテツワンを最上位に挙げたい。瑞鳳賞は回避したが、出ていれば勝ち負けしていた存在。仕掛けにややムラがあるものの、力は昨シーズンのダイヤモンドダスト賞で同条件を勝ったことで実証済み。デキは間違いなくいいのであとはジョッキーの気持ち次第だろう。障害巧者のヤマノウンカイを押さえれば万全か。
競馬ブック 定政 紀宏