【開催見解】第12回金沢競馬後半(9/9)
2014年度・第12回の金沢競馬は前半週が終了。残すは9月9日(火)。
(次開催から通常の「日・火」4日間開催に戻ります)
9日(火)のメイン(11R)は「十万石まつり特別」(A1・1700m)
1番 テルバイク 吉原寛人
2番 マルシゲサムライ 松戸政也
3番 ケージーアメリカン 米倉知
4番 アドマイヤジャガー 藤田弘治
5番 キーパー 桑野等
6番 ゴールドアカデミー 田知弘久
7番 エーティーショパン 鈴木太一
8番 シーズザゴールド 中島龍也
9番 トウショウバラード 吉田晃浩
重賞戦線で好走中の一線級は不在。大半が対戦している前々回1500mのA1や前回A2を参考にすべきだが、転入馬2頭の動向も鍵。一筋縄ではいかぬ!?
最有力は前々回勝ちトウショウバラード。気難しい面は残るものの、転入当初より状態面は良化を遂げ、今は力を出し切れる。1500mで勝ったが、中央時は芝の2000mで好走。折り合って運べば1700mの方が向く。転入2頭以外のは大きく先着済みでもあり、優位は揺るぎない。
転入初戦アドマイヤジャガーは目立つ動きや近走成績ではないが、このメンバーなら地力上位で適距離。攻め馬でも気難しい印象が強く、力を出し切れるかは当日の馬体重や展開次第の面はあるが、好走パターンのスンナリ先行に持ち込めそうな顔ぶれだけに期待したい。
今季未勝利と案外な実力馬ケージーアメリカンだが、前走に関しては競られて厳しい展開が敗因。一時よりは復調ムードにあり、距離も守備範囲。大崩れはないはず。
前回A2勝ちが鮮やかだったキーパーも引き続き1700mなら流れ一つで台頭。地力十分で上向き気配ゴールドアカデミー、距離的に好戦可能なテルバイクも好戦は可能。
メイン前の10Rに行われる今季初のJRA認定競走「JRA上級認定 サファイヤ賞」(2歳・1400m)にも注目を。好時計で強い連勝エムザックサンダーが現時点では抜けた存在。焦点は2~3着争い。
(文:競馬カナザワ 大井明洋)