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【開催見解】第10回大井競馬(9/14~19)

2014年9月13日

 

 平成26年度第10回大井開催は9月14日から19日までの6日間。9月15日のみナイター開催ではなく昼間開催となる。

初日のメインはB3二組「印西市コスモス賞」1800メートル

 注目は昇級初戦の前走が、勝ち馬とコンマ1秒差の2着で早くもメドを立てたベニノアロー。千八〔1415〕で距離延長は歓迎のクチ。突出馬不在なら堂々主役を張れる。叩き3戦目になるナリチュウドラゴンは本来は格上の存在で、良化度合いによってはアッサリがあって不思議はなさそう。遠征組では川崎のダイシノキボウに注目。3浦和開催ではモズブラックアイを相手に圧勝しており、B3昇級後は足踏みが続いているが、このクラス通用の力は秘めてる馬。ひと息入れて立て直し成功なら十分圏内だろう。

2日日のメインはSII「東京記念」2400メートル

 まずサミットストーンに注目が集まるのは当然。ブリリアントカップ→大井記念をともに圧勝しただけでなく、交流グレード路線でもダイオライト記念3着、前走では盛岡に遠征してマーキュリーカップ4着と健闘。現在の南関東中~長距離路線の核を担う存在だ。次いで転入初戦の前走を快勝したユーロビート。距離が2000から2400メートルに延びることもむしろプラスに出ておかしくないJRA時の実績と血統背景。この相手でも好勝負できる素地は十分。この2頭に若さと勢いで挑むのがスマイルピース。楢崎騎手との相性の良さもピカイチで、この相手のどのような競馬をみせるか。3歳世代のレベルをはかる絶好の機会にもなりそう。金沢から遠征のマイネルリボーンは重賞勝ちこそないが、当地で重賞好走歴多数の実力馬。昨年の中日杯でサミットストーンに3秒8ちぎられた点からも勝ち負けは厳しいかもしれないが、距離適性はあり押さえは必要か。古豪のフォーティファイド、ツルオカオウジもこの条件で上位をうかがう。


3日日のメインはB1二組B2一「デイリースポーツ賞」1400メートル

 まず前回大井開催「東京スポーツ賞」組から。ネコイッチョクセンはいったん下がりながらも盛り返しての2着。その前3着と合わせても不振は脱出した。3着セイウンオウサムは脚質的に展開に左右される面はあるが、末脚は侮れない。4着トミケンプレミオは今回転入3戦目。さらに良化があれば再度千四で圏内突入も。ただ、この3頭は現実に前走勝ち馬には大きく離されての結果で、絶大な信頼が置けるというわけではない。休み明けでもノースソルジャー、ワールドステルスの2頭、前走は牝馬限定の準重賞で初コースながら2着したハッピーウェーブも争覇圏。


4日日のメインは2歳オープン「ゴールドジュニアー」1400メートル

 地元からは前開催同条件「はやぶさ特別」組が経験でリードか。レーザーは1番人気3着だが、先着2頭は他場からの出走。地元勢では最先着だし、4着ヴェスヴィオ、5着トッカとはそれぞれ0秒5、1秒1差をつけている。ただ、ヴェスヴィオは前走大外枠から、トッカも2戦目で後方からの競馬を経験と収穫もあったし、タイム差ほどの決定的な差はないか。1400メートル克服がカギでもデビュー戦圧勝だったステラルーチェも、スピード、素質は見劣りしない。ロイヤルジャパンは多頭数での競馬がどう響くか。

 川崎からは距離が延びて2連勝したブルーマイスキー、船橋からは「はやぶさ特別」で2着と地元勢に先着しているルースリンド産駒のストゥディウム、姉にマニエリスムがいる良血馬カンジャンテが注目馬。連闘になるが、地元の千五を勝って勢いに乗って出走予定の浦和のジャジャウマナラシも侮れない存在だ。

5日日のメインはA2B1一組「オフトひたちなか賞」1600メートル

 ミラーコロは前走スパーキングサマーカップで3着。これまで崩れのない地元川崎コースだったとはいえ初重賞ながら強敵相手に大健闘だろう。今回初めての右回り大井コースだが、脚質も幅があるしセンスの高い馬。叩き3戦目の上積みも見込める。セントマーチは前2走が案外だが、大井1600なら3走前「スターライトカップ」2着を見直せる。ダイヤモンドダンスは前2戦JRAの芝レースに挑戦して8、12着だが、前走は0秒5差と地力は高い。久々の大井コースに戻って今回はこれまで連対のない1600メートルがカギ。前走牝馬準重賞を勝ったマルカンパンサーは今回混合でも好走可能な顔ぶれか。このクラスの常連ムサシキングオー、サチノシェーバーもマークが必要だろう。


6日日のメインはB3三組「サファイア賞」1400メートル

 3歳勢か古馬勢か。3歳勢ではまずディチュウで、すでに古馬混合のB3で前3戦3、2、2着と通用は証明済み。そろそろ1着がほしいところだろう。クロスクランチは1400メートル克服がカギだが、スピードは通用する。ワットロンクンは前走を叩いてどう変わるか。転入前には短距離実績もあり、スピードで見劣ることはないか。古馬勢では1400メートル〔3104〕のエムアイチャンドラに、〔2123〕のタケノスウォード。ともに強力な末脚を武器で、ゴール前強襲するか。ネオディオスも徹底先行なら粘り込み可能。

 

 

 

文  日刊競馬  鎌田智也

 

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