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【開催見解】第14回名古屋競馬(9/15・17~19)

2014年9月14日

第14回名古屋けいばは『秋桜賞シリーズ』と銘打って、9月15、17~19日の計4日間で開催されます。それでは各日のメインレースの展望をお伝えしましょう。

 

初日はシリーズメインの秋桜賞(SP1)1400m

 今回で8回目となる当レース。グランダム・ジャパン古馬シーズンの中の一戦でもあります。9月13日の時点で、トップと11点差のタッチデュール、19点差のキモンレッドとトウホクビジン、20点差のピッチシフターが参戦してきました。ここでポイントをかなり縮めておかないと逆転優勝は絶望的となるだけに、各陣営とも悔いのない仕上げで臨んでくることでしょう。中心は昨年の覇者であるピッチシフター。なんといっても前走の佐賀記念2着が光ります。長距離輸送により9キロ減での出走でしたが、厳しい態勢から連対を確保したのは勝負根性の賜物でしょう。激戦だったため回復に手間取った印象はありますが、出るからには負けられない心境のはず。キモンレッドは名古屋リーディングの岡部騎手を配してきたあたり、並々ならぬ勝負気配。ピッチシフターとは勝ったり負けたりで、有利な展開に持ち込めれば再度先着というケースも十分。勢いづくタッチデュールは最内枠をどうさばくかが大きな鍵で、佐藤騎手としては腕の見せ所。少頭数だったくろゆり賞とは勝手が違うだけに、アピールするには絶好の場といえます。高知から遠征のモスコーオペラは着実に力をつけており、輸送をクリアできればこのメンバーでも善戦以上も可能とみています。

 

2日目はA-3b組のブーゲンビレア特別 1600m

 予想以上に回避馬が増えて落ち着いた頭数になりそうですが、真っ先に消せる馬が見当たらない混戦模様。3歳という若さが魅力のトーホウボンバーがなんとなく中心か、といったあんばいです。ゴールドピューマは尾張名古屋杯を制覇してから勝ち星がありませんが、涼しくなったことで馬力が回復傾向にあり、前走をみると差す競馬もできそうな感触。仕掛けのタイミングさえ合えば久々の勝利も十分でしょう。出脚の鋭さが健在のアイビスティは、前走が馬場状態などに恵まれたところがあり、ここで結果を出してこそ復調が本物と言えます。ゴールデンコマンド、ユーセイクインサーあたりにも展開次第で首位争いの資格がありそうです。

 

3日目はA-2組のはなのき特別 1600m

 秋桜賞が組まれたことにより、牡馬が集約した形になりましたが、2日目よりも回避馬が多くなりそう。少頭数、しかも前回のオープン連対馬が不在となれば、リバルドホープにお鉢が回ってきたとみるのが妥当でしょう。最近の先行有利な馬場状態は同馬にとって歓迎できませんが、それくらいの不利をはね返す決め手を持っています。ひと息後の前走で期待以上の走りを見せたロードパルジファル、好発を決めて先行策が取れた場合のネオエピック、確実にひと脚は使えるラヴァリーオステルが相手になります。

 

4日目はA-3c組のナナカマド特別 1600m

 少し相手が下がった形になるサンデンマックス、ナムラガンリュウ、ケンブリッジシーザ、昇級初戦を惜敗したマイネルコイヌールあたりが上位を形成しそうですが、ほかにも気になる馬が何頭かいます。1頭は昇級初戦となる4歳ライブリヘイロー。現在6連勝中の上り馬で、熱発明けでひと息入っていますが、出るからにはという川西厩舎だけに注意は必要でしょう。もう1頭は転入初戦となるメモリーパーミット。中央1000万条件では頭を打っていましたが、ここは通常500万交流戦が行われる条件とほぼ同じかもう少し下の面々。当地で一変なんてことがあるかも。そして格付け初戦となる3歳ヒシエクストリーム。まだパンとしない状態ながら3歳特別で結果を残してきたのは地力のある証拠。中央からの転入馬なので格付けの恩恵は少ないですが、勝ちっぷりからすればここでも楽しみな存在になるはずです。

 


(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

競馬東海

 

 

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開催当日のレースに関する情報については、主催者発表のものとご照合ください。

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