【開催見解】第14回園田競馬前半(9/17~19)

 先週水曜日の最終レース終了後、木村Jは自力歩行が困難な状態に陥り、調整ルームへの引き上げも同僚たちの肩を借りての痛々しい姿だった。レース中に腰に違和感を感じ、勝つには勝ったが、自身の上体は起き上がり全くいつものフォームではなかった。恐らく相当に痛かったのだろう、それでも途中で止めてしまうワケにもいかず最後まで職を全う。これぞプロフェッショナル!であった。しかし、その翌日から騎乗キャンセル。残念ながら今週も騎乗を見合わせることになった。地方通算3000勝まであと12勝まで迫った彼だが、チョットの間は足踏み状態が続くことに。1日も早い回復、復帰を祈ろう。

その彼が騎乗予定だった今週木曜日(18日)の第16回園田プリンセスカップ、地元 期待の2連勝馬トーコーヴィーナスは急遽、小谷Jが騎乗することになった。とは言っても早い段階から同馬の調教を付けていたのは彼だし、考えようによっては木村Jよりも背中を知っているかもしれない。いまだ重賞には縁がない彼だけにここは願ってもない大チャンスが巡ってきた、キッチリとモノにてもらいたいね。サテその園田PCだが、ヴィーナスと同等レベルの強さを誇るショウリもいる。こちらは目下3連勝中、すべてが逃げ切りと快速ぶりを存分に発揮中。馬体、気性も1走毎に成長中でまだまだ伸び代も十分。門別3頭、笠松2頭、計5頭の遠征馬の中では門別ラブミーダイヤが一番か。1戦のキャリアながらも時計面では最も速いし、勝ち振りも上々だった。昨年の優勝ジョッキー川原が乗る のは門別マイファンファーレ、6戦のキャリアはメンバー中最多、1勝馬ながらもツワモノ相手と戦ってきたことでの地力強化は相当。笠松ティープリーズを加えての上位5頭の争いになるのでは…。

 17日のメインはB1級の1400m戦、前走好時計で圧勝バカニシナイデヨと2連勝中アルファジョイーの一騎打ちムードは濃厚だろう。共にこの中間はシッカリ乗り込んで追い切りでも好時計を刻んだ。離れた3番手争いがカイミラ、ツカサリボンと言ったあたり。

 19日はA1級の1700m戦がメイン。お待たせいたしました、園田ジュニアカップ等、重賞4勝馬エーシンクリアーがここで復活します。ただ、馬体や動きを見た限りではまだ仕上がり途上と言った感じでいきなりフルパワー発揮となるかどうか。そ れでも一度叩けばガラッと変わってくるタイプ、次走のためにも姿かたちは生で見てもらいたいものです。今春の六甲盃を制したハルイチバンもスタンバイ。夏を越して一段と逞しくなったボディ、これまた見ものです。他ではグレードレース善戦経験のあるフリソ、名古屋での名港盃(2)着のブルースイショウ、兵庫ダービーを制したハイパーフォルテなどそれなりにネームバリューのある馬も一同に揃った。




(文:競馬キンキ 北防 敦)

 

 

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