【開催見解】第17回園田競馬後半(10/22~24)

地方競馬通算3000勝へリーチをかけてからの2戦目で見事決めた木村J。

少々時間がかかった2000勝時とは比べものにならないぐらいアッサリだった。どれぐらいアッサリだったのか、これを野球で例えるならクライマックスステージ、阪神に負けた巨人、相撲で例えるなら先場所、新入幕の逸ノ城に負けた横綱鶴竜となる。サテその木村Jは24日の木曜日、JRAワールドスーパージョッキーズシリーズ出場を賭けた名古屋競馬場でのワールドスーパージョッキーズトライアル2014第2ステージに向かう。現在7位の彼だが、ポイント的にはまだまだ逆転十分で昨年の川原Jに続き兵庫県騎手2年連続出場を果たしてもらいたいものだ。そんなワケで木曜日、園田には彼の姿はありませんが 、名古屋の2戦には是非とも御注目頂きたい。

 今週も園田競馬は通常通りの水、木、金曜(22~24日)の3日間開催で期間中のメインは24日に行われるA1級の1400m戦。能力傑出馬不在で混戦ムードのこの一戦、注目はキューティガビー。3カ月の充電明けとなるが、予定ではここを叩いて来月6日の兵庫クイーンカップ。それだけに少なくともメドの付く走りはしたいところ。エリモミヤビも牝馬、その気になればQCにも出れるが、こちらは1700mよりは1400m向きと言うことでQCへのエントリーはなし。秋から冬場を得意とする同馬、一気に畳み掛けるだけの脚が戻ってきただけに今週は久々にVチャンスと言っていいだろう。前走、上がり最速の脚を駆使して(2)着に突っ込んだプレストンシャトーもあれで ようやく軌道に乗った感じだし、タガノブリガデイロ、オメガキングコングも今週もメンバー構成なら出番は十分かと。

 23日はA2級の1400m戦がメイン。ここもまた混戦模様だが、ひとまずA2級単体レースになったことで中心はフェブマルコ。現に2走前には逃げるトゥルーカラーズをキッチリ捕まえて現級完勝だし、外枠を引いたことでレースもしやすくなりそう。その交わされたカラーズは今回も逃げ狙い。前走は1230m戦、初めてのゲートで多少テンションが上がり気味だった。それを考えても慣れた1400m戦ならスピードを存分に生かせるだろう。ナムラバクサイはこれまでA2級になるともたつき気味だったが、前走が今後に収穫十分の(3)着。園田在厩でレース輸送がなくなってからは一層、レースに 神経を集中できるようになってきた。追い切りで好時計を刻んだアポロヌリーも早めに外へ切り替えることができれば引き続きチャンス。

 22日はB1級の1400m戦がメイン。ここは上位3~4頭の競馬になりそう。中でも前走のセレステはスタート直後に内外から挟まれる大きな不利を受けながらでも態勢を立て直して(2)着、着順以上に中身はあった。またファイナルスコアーは4角で外を狙うもうまく開かず、苦しみながら進路を内へ。勢いのある(3)着だっただけにスムーズに立ち回れていたならばまず(2)着はあっただろう。そのファイナルに先着したのがキセキノチャンス。転入初戦、太目を残してでも(2)着だから2走目の今回は更なる前進ありか。降級カンファーネオ、絶好の外枠を引いたメイショウゲンナ イが続く。

 

 


(文:競馬キンキ 北防 敦)

 

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