【開催見解】第15回ばんえい十勝(10/25~11/3)
第15回ばんえい十勝
第35回北見記念(BG2) 3歳以上オープン別定 10月26日 10R
出走予定馬
○インフィニティー (850キロ)
○オイドン (860キロ)
○キタノタイショウ (870キロ)
○ニシキエーカン (850キロ)
○ニュータカラコマ (870キロ)
○フクドリ (850キロ)
○フジダイビクトリー (880キロ)
○ホクショウユウキ (860キロ)
○ホッカイヒカル (850キロ)
○ホリセンショウ (850キロ)
【解説】このレース三連覇中のギンガリュウセイは体調不良により戦線離脱をしたまま。新チャンピオンに名乗りを挙げるのはどの馬かにも注目が集まる。ハンデ差もあり、岩見沢記念と同様に波乱もありそう。今回、最有力に考えているのはインフィニティー。昨年度のばんえい記念の覇者ながら、今季は未だ勝鞍がなく苦戦している。しかし、高重量戦を目標に春から調整されているので今までの軽い荷物のレースでは結果が出なくても仕方がない。今回は850キロとひと腰抜けがなかなかできない重さ。それに加え、軽ハンデと条件にも恵まれた。チャンスを迎えた一戦に。相手筆頭はキタノタイショウ。ハンデは20キロ背負うが、岩見沢記念で見せた末の伸びはさすが。今回も早目に仕掛けて何発も腰を入れる作戦が可能であり、置かれなければ差し切りも。ここにきて体調が戻り、稽古の動きが良くなっているホリセンショウにも注目したい。障害力では古馬の中でも一、二を争う巧者であり、踏ん張りひとつではふたつ目のタイトルも夢ではない。その他では障害に課題があるもニュータカラコマ、オイドンを警戒したい。
第39回ばんえい菊花賞(BG2) 3歳オープン別定 11月2日 10R
出走予定馬
○アアモンドセブン (670キロ)
○アサヒメイゲツ (670キロ)
○オオゾラシンスケ (690キロ)
○カイシンゲキ (700キロ)
○カンシャノココロ (700キロ)
○キサラキク (680キロ)
○シンザンボーイ (690キロ)
○ハクタイホウ (710キロ)
○ホクショウマサル (710キロ)
○ホクショウメジャー (700キロ)
【解説】3歳三冠の第二戦目。第一戦目の大賞典ではカイシンゲキが一騎打ちを制した。唯一三冠への権利があるが、ここにきて本来の切れ味が見られない。しかし、前走後は本走路にも意欲的に入れ時間をかけて調整。あと一週間でどこまで回復するか。当日のパドックの気配にも注目したい。そこで今回の主役はハクタイホウ。デビュー以来重賞ではあと一歩が続いているが、毎回勝ち負けをしているのは能力の高さ。今回もハンデ頭と条件は楽ではないが、行って上げられる障害力とバテない渋太さで初重賞を狙う。今季メキメキと力をつけてきたのがカンシャノココロ。ここ2戦こそ不本意な結果も、目標はあくまでもここ。ハード調教で知られる坂本厩舎の稽古にも耐え、万全の態勢で臨む。牝馬では前哨戦の秋桜賞を勝ったアサヒメイゲツが最有力だろう。実績では2歳チャンピオンのホクショウマサル。久々を叩かれて大きな変わり身がありそう。
競馬ブック 定政 紀宏