【開催見解】第8回船橋競馬(10/27~10/31)

2014年10月26日

今回の船橋競馬は10月27日(月)から31日(金)まで5日間開催。3日目に全日本2歳優駿トライアル、地方競馬交流、第60回平和賞が行われます。

 

 初日のメインレースは船橋記念トライアル、カムイユカラスプリントがA2下の選抜、距離1000メートルで行われます。前回のB1下、1000メートルを勝ち上がったのはギガワット。6月にも同じ条件を勝っており、現状は1200メートルよりもこの距離が向くようです。メンバーが据え置きの感じもあり、大きく崩れることはないでしょう。前回は2人気に推されながら先行争いに巻き込まれて9着に終わったキョウエイラシアス。過去の実績では文句なくナンバー1なので自分の形で競馬ができれば巻き返せる条件です。転入緒戦は1700メートルを逃げて9着のウィキマジック。1000メートルは初距離になりますが、このメンバーならスピード上位で魅力がある1頭です。遠征馬では船橋のこの舞台ではお馴染みの快速馬リコーシルエット、キョウエイロブストの川崎勢に期待できます。

 

 2日目のメインレースは3歳以上のオープン競走、千葉日報賞が距離1700メートルで行われます。重賞の谷間でもあり、混戦模様の一戦になりましたが、まずは地元勢から。牝馬の重賞路線で実績を積んできたエミーズパラダイス、オープン特別の常連サイオン、古豪マズルブラストがエントリー。各馬とも力の裏付けはあるので期待できます。遠征馬では浦和のタマモスクワート、ナムラブレット、大井のフォーティファイド、レッドクラウディアといった重賞級が顔を揃えます。休み明けの馬が多い一戦になったので当日の気配には注意が必要です。

 

 3日目のメインレースは伝統の平和賞が1600メートルで行われます。来年のクラシックを争う素質のある馬が今年も揃いました。地元勢は2戦2勝のフラットライナーズがスタンバイ。新馬戦を好時計で逃げ切り勝ち、2戦目は今回と同じ1600メートルを2番手から抜け出し。同じ舞台を経験できたのは非常に有利と言えます。ナイキアフォードは9月にフラットライナーズに敗れましたが、前回の一組では1分43秒4の好時計で圧勝。あまり馬格はありませんが、前走だけ走れば勝ち負けの一戦です。遠征馬はここまで5戦して3勝2着2回、浦和のジャジャウマナラシが注目の1頭。逃げ、差し何れの競馬もできるのは心強い限り。初コースも大井、川崎でクリアーしています。交流競走だけに道営から3頭が参戦予定。盛岡遠征で結果を出しているコーズウェイ、馬格があってレースセンスも高いドライヴシャフト、1700メートルで勝ち星のあるメジャーメアリーが名を連ねます。

 

 4日目のメインレースはJRA交流のフェイスフルホイップ特別が距離1800メートルで行われます。JRAからはウエルヴァーストが1頭のみの予定で南関勢中心でいいでしょう。前回のこの条件を快勝したサーマウントが再びエントリー。一気に相手が上がって試金石に思えましたが、ジックリ溜めて直線ではキレのある追い込みをみせました。ここまで安定した成績を残しており、同条件なら崩れることは少ないと思われます。シンボリプロントは川崎のB3を勝ち上がっての参戦。末脚の威力は互角のメンバーで距離1800メートルも魅力。船橋に実績のある大井のハテンコウ、浦和のモリデンクーバーも展開ひとつで勝ち負けが期待できます。

 

 5日目のメインレースは一茶特別が距離1700メートル、B2下で行われます。フルゲートに力差のない組み合わせで大混戦。距離面も難解に輪をかけていますが、地元勢はガリャルダに注目。連勝がストップして久々の地元戻りになりますが、追わせるタイプだけに1700メートルは魅力。巻き返しがあって不思議ないでしょう。今年の冬から春にかけて連勝を飾った快速馬のスマートファミリア。立て直しての参戦に期待が高まります。追えば追うほどに伸びてくるノースキング、実力的にハードクラップも侮れない存在です。遠征馬も豊富に揃って白熱した戦いが繰り広げられるでしょう。

 

 

 ケイシュウニュース 田島啓行

 

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開催当日のレースに関する情報については、主催者発表のものとご照合ください。

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