【兵庫】第16回 兵庫ジュニアグランプリ展望
◆第16回 兵庫ジュニアグランプリ・展望◆
過去15回、優勝はJRA勢の13勝で残り2勝は地方勢、とは言っても北海道、笠松所属馬でいまだ兵庫県馬の優勝はない。年々JRAと地方勢とのレベル差が広がっている感じがするだけに今年もまた馬場を貸すだけ状態になってしまうのか、それともここらで地元馬の奮起があるのか。言うまでもなく兵庫期待は5戦5勝トーコーヴィーナス。前走もまともにハミを取ったのは一瞬であとは遊び通しで能力の5~6分程度しか出していない。それだけに相手が強くなった方が逆にフルパワーを発揮するタイプであることは間違いなさそうだし、速い流れになればなるほど遊んでしまう面も解消されると見る。クロフネ産駒の高額取引馬、お願いだから意地を見せてくれ~。その最終追い切り が21日に行われたのだが、5F手前から加速を付けて前半2Fは11秒ペース、さすがに上がりに向いてからは失速気味も全体的な時計は古馬上位級並み、これだけハードにやれたのだから大きな期待を持っていいハズだ。
JRA勢は4頭中3頭までが2勝馬、中でも注目は前走エーデルワイスを勝ったウィッシュハピネスに負けなし2連勝中のキャプテンシップ。ダート鞍替え後、2勝のウイッシュは相当なスピード、しかもここ2走ともが余裕の勝利だけにまだまだ奥は深そう。キャプテンは逃げて圧勝、差して完勝と違ったスタイルで連勝中、しかも鞍上は園田の総てを知り尽くす岩田、この上ない強調ポイントでもある。トーセンラーク、タケデンタイガーは今回が初めてのダートだが、血統的には更なる飛躍の 可能性十分で。
地方他場からは門別4勝オヤコダカ、浦和3勝ジャジャウマナラシ、同4勝ラッキープリンス。何れもがかなりの実力も最もセンスがありそうなのはラッキーか。なおオヤコには川原、ジャジャウマには田中の地元騎手が騎乗予定。
◆2014.11.21 競馬キンキ 北防 敦◆