【開催見解】第10回川崎競馬（12/15～19）
12月15日(月)から19日(金)までの５日間で行われる川崎開催のメインレースは17日(水)に行われる全日本２歳優駿(JpnI・２歳オープン 1600メートル)。
中央からは５頭が出走する予定。デビューからダート戦で２戦２勝のタップザット、北海道２歳優駿を楽勝したディアドムスが有力。３戦２勝２着１回のワンダフルラスター、函館２歳Ｓ２着で、初ダートの兵庫ジュニアグランプリ５着タケデンタイガー、ダート戦に限れば２戦２勝のタイセイラビッシュあたりも力がありチャンスはある。
迎え撃つ地方馬は、ハイセイコー記念は案外も巻き返せるデキにあるラッキープリンス、北海道２歳優駿で地方馬最先着のクラバズーカーまでか。
中央勢の層の厚さが目立ち、中央有利の印象。
15日(月)のメインは日高特別(Ｂ３二組 1600メートル)。中央時未勝利ではあるが２着２回と１勝馬並みの素質を持っているポッドジョーカー、前走を勝って格上げ初戦だが力をつけているキャバーン、勝ち味に遅いが走りは堅実なキネオストロング、前走は道悪が影響したか案外もブルーレーサーでも好勝負になる。転入初戦を叩かれたトウショウタイド、中央から再転入のヴィクトリーケルブも復調すれば勝ち負けになる。
16日(火)のメインは東京スポーツ師走杯(Ａ２下 900メートル)。実績重視ならオベロンホワイト、トレボーネ、ウィキマジック。スピード重視ならリコーシルエット、キョウエイロブスト、エールドランジュ。状態の良さを重視するならエーシンブランコス、プリンセスバリュー、サウスヤクモ、ガイエスブルク、ギガワット。実績、スピード、状態、斤量まで考えるとかなり難解なレースだ。
18日(木)のメインはウインターイルミネーションカップ(Ｂ１二組、Ｂ２一組 1600メートル)。成長著しい３歳馬ノーキディングは、戸塚記念２着の実績からここでは上位。休み明けの前走は一息も、叩いた今回は違うはず。勢いあるノースカルロス、転入初戦の内容が良かったヴァルディヴィア、休み明けでも仕上がったイヴアルブあたりも上位争いには加われるし、川崎得意なリュウノプリンス、フレッシュメイト、クラカルメンにも注意が必要だ。
19日(金)のメインは川崎宿特別(Ｂ２三組、Ｂ３一組 1600メートル)。ここ２戦は案外も、相手関係が楽になった印象のシンボリプロントが狙い目。川崎コースは得意で、巻き返しは可能だ。他にはスピード上位のベイリービーズ、中央から転入初戦のハタノエンジェル、差し一手ではあるがディーエスゲインやマイネジェシカもここなら十分通用する。実績上位のモデールノやマイネルウィットは当日の気配次第では面白い。
(勝馬 山形宗久)
