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【開催見解】第21回園田競馬前半(12/16~18)

 先週木曜日に行われた2000勝以上騎手の祭典、第23回ゴールデンジョッキーカップは上位4人までが2ポイント差の稀に見る大混戦。しかも1~2位、3~4位争いが共に同ポイントとなりメインレースでの着順上位者が優位の規約に基づき優勝は佐賀山口J、2位、JRA戸崎J、3位、大井的場J、4位、高知赤岡Jとなった。それにしても腕達者が揃うとこうもレースが引き締まるのか。中でもメインの1870m戦は一頭の出遅れ、立ち遅れもない綺麗な横一線からのスタート、あれを見ただけで鳥肌が立つほどだった。また兵庫県が誇る過去のゴールデンジョッキー、田中、寺嶋、平松(いずれも現調教師)による誘導馬騎乗も良かったね。特にオールドファンは喜んで頂けたに違いない。また騎乗した3者ともが“もう一度レースに乗りたくなったよ”と。なかなかいい企画だった。

 

 サテ今週の園田競馬は通常通りの火、水、木曜(16~18日)の3日間開催でメインは18日に行われるA1級の1400m戦。前走初めてのA1戦で2着、遂に園田での連勝が9で止まってしまったマルトクスパートが即反撃といくのかどうか。そのマルトクに土を付けたのがエリモミヤビ。去年もそうだったが、秋から冬にかけてがこの馬の好走期、前走、久々にらしさを見せたことで更に加速が付きそうな予感。アポロヌリーは前走A2級を快勝、今回が初めてのA1級、それでも以前よりは確実に脚質にも幅が出てきておりここでも通用しそうなムードだ。ニホンカイセーラは8日の園田能検で楽々と1分28秒3、掛かって行く気性だけにスピード勝負になればなるほど良さを発揮できるタイプ、ここも自分からハイペースを作り上げて行くかも。完全復調なったプレストンシャトー、そのシャトーに前走コンマ3差を付けられたもののエーシンサミットも依然好調で。

 

 17日はA2B1級混合の1400m戦がメイン、上位はエイシンスペーシア、ナムラバクサイ、そして今年の兵庫ダービー馬トーコーガイアの3頭。スペーシアの前走は終始ササリ気味だったとのこと、そう簡単にはいかない条件には差し掛かってきたが、今一度この馬の力を信頼する手は十分だろう。バクサイはまさに今がピーク。直線でフワーッとするような面があるだけに前走のような一気強襲に合うとつらいが、馬体が合っての追い比べになれば滅法渋とさ引き出せる。ガイアは久々の1400m戦だが、器用に立ち回れるタイプ、特にマイナスポイントはない。久々に間隔を詰めての出走も却って気合が入っていいかも。同じ吉行厩舎トーコーポセイドン、コスモハンサムも流れ次第では上位入線の見込める伏兵馬。

 

 16日はB1級の1400m戦がメイン。断然人気は目下3連勝中エイシンハヤテ。どんな展開になっても即対応だし、前走もまだまだ脚を余しての勝利だった。アクシデントが起きない限り更に連勝は伸びそう。次位候補筆頭はミヤビアミュレット、晴雨に関係なくシッカリと伸びてくる点が強味、但し今回の枠は2番、この点が唯一のカギになりそう。前走、直線半ばで前が詰まりまともに追えなかったショウナンサッチモもうまく馬込みを捌けば当然上位圏内。意外と大山Jとの相性がいいデュラビリティ、調教で絶好の動きを見せたアードバークも侮れない一頭になりそうで。
 

(文:競馬キンキ 北防 敦)

 

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