【開催見解】第20回金沢競馬(12/21・22・25)

2014年12月20日

今年最後の開催となる今年度第20回の金沢競馬は12月21日(日)、22日(月)、25日(木)の変則的な3日間。終了すると冬季休催期間に突入となります。

 

 全10Rが組まれている21日(日)のメイン(9R)は「あったか雑炊鍋まつり特別」(B2-1・1400m)

 1番 ハクサンストリート 堀場裕充

 2番 エキスカベイター 吉田晃浩

 3番 ヴリルボルドー 青柳正義

 4番 ハピネスサウンド 吉原寛人

 5番 ハコダテイチバン 平瀬城久

 6番 スガノギムレット 田知弘久

 7番 ゴールドウォッチ 鈴木太一

 8番 イソノジャスト 松戸政也

 9番 サウスボレロ 葛山晃平

 10番 マンリョウ 藤田弘治

 11番 ニシノリアン 池田敦

 12番 ベストバウト 沖静男

 先行タイプが多く、主力と見るスガノギムレット、エキスカベイターも共に逃げがベスト。これらの兼ね合いなど展開がレースの鍵を握る。

 積極策で素質開花のスガノギムレットは3着の前走も内容的には悪くない。気性的にスムーズ立ち回れるかがポイントの馬だが、外併走の形でも3走前に勝っており、大崩れはないと見る。

 連続連対が前走でストップしたエキスカベイターだが、出遅れを挽回してハナに行ったことが最後に響いた格好。1400mに短縮も好材料。スッと逃げる形なら巻き返しも可能。

 走りが良くなっているサウスボレロは道営時と違って当地ではハナにこだわらず立ち回れている。1400mに短縮なら、前々走の時計や内容を考えても遜色はないはず。

 

 全11Rが組まれている22日(月)のメイン(10R予定)は「かきまつり特別」(A-3・1400m)

 ガッツオブトップ、マイネルバリスター、アポロムーン、メジャーダンディー、スガノタイトル、ワンダフルタイム、アイラヴキャンディ、チャームドライフ、メジャーディーバ、エイシンスバルボシ、アルファジョイー、カンタベリーリュウ、が出走予定。

 ここはマイネルバリスターとアルファジョイーの先行争いが最大の焦点か。共に前走は案外な結果でもスンナリ逃げなら優秀な好走があり能力的には上位。どちらが先手を主張するか、そしてペースが勝敗の鍵に。その点でも堅実チャームドライフには展開が向きそう。勝ち切れない面はあるものの上位は確実視。スガノタイトル、エイシンスバルボシも終いの伸びは確実で、共に馬体を維持していれば浮上十分。

 

 全12Rが組まれている25日(木)はA級競走が3鞍行われるが、メイン(11R予定)は「のと寒ぶりまつり特別」(A-1・1500m)

 シーズザゴールド、ロードランパート、サクラブライアンス、セイカアレグロ、ケージーキンカメ(回避の可能性高い)、ケージーアメリカン、トウショウプライド(転入)、キーパー、ヒカルカミヒコーキ、トウショウバラード、トウショウマナーズ(転入)、スプリングデジレ(転入)、が出走予定。

 19日(金)時点では出走馬は流動的。今年の総決算的な重賞・中日杯を制して完全に金沢のトップに立ったケージーキンカメに関しては出走しない想定での展望とするが、出てくればセイカアレグロの地力は一枚上で、この距離もほぼベスト。一線級不在でスンナリ逃げなら強いトウショウバラードも自分の競馬ができる顔ぶれだけに有力候補。いずれにせよ5頭が名を連ねている佐藤厩舎勢が中心になりそう。中日杯から中9日の連闘で参戦となるキーパーとケージーアメリカンも、条件が好転して変わり身を見せそうだ。

 
また25日(木)には(最終12R予定)「金沢市消防出初式特別」(A-2・1400m)も行われる。ヤマチョウサン、ジョウテングレイス、テルバイク、シューサクオー、シンカンイチコ、ミカワジェイド、アキレウス(回避の可能性あり)、セレブリティトーク、マーベラスキング、ジャイケイヒーロー、ディアブレイズン、ウインゴーウェルが出走予定。シンカンイチコ、シューサクオー、ジェイケイヒーローなど快足逃げ馬が揃ったことで超ハイペース必至だが、距離を考慮してここまで待機していたシンカンイチコ、セレブリティトークを狙ってみたいところ。

 

 

(文:競馬カナザワ 大井明洋)

 

 

 

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