【開催見解】第22回ばんえい十勝(1/24~26、1/31~2/2)
第22回ばんえい十勝
第25回ヒロインズカップ(BG2) 4歳以上牝馬オープン別定 1月25日10R
出走予定馬
○アアモンドマツカゼ (770キロ)
○キュートエンジェル (760キロ)
○クインフェスタ (760キロ)
○コウシュハクィーン (760キロ)
○セイコークイン (760キロ)
○ダイリンビューティ (760キロ)
○タケノビジン (760キロ)
○ナナノチカラ (770キロ)
○ニシキエース (770キロ)
○タカラハヤヒメ (760キロ)
【解説】
現役牝馬女王決定戦。ハンデ差は10キロと大きくはなく、波乱はほとんどなさそう。主役はここを目標に仕上げてきたナナノチカラ。前哨戦は勝ち馬からは4秒4差の4着も脚を余す内容。ひと呼吸早目の仕掛けなら楽に差し切っていたはず。その後は高速競馬を一度使い、ふた開催を回避し入念な調整で万全の態勢。5歳女王から現役最強女王の座へ。相手筆頭は昨年度の女王ダイリンビューティ。ここ2戦は調整段階のためいつもの攻める競馬ではなかったが、連続して小差の競馬をしており、順調な仕上がりを見せている。この中間は意欲的な稽古を消化してこちらも万全。単騎逃げは確実で障害力を生かして連覇を狙う。前哨戦のレディースカップを制したニシキエースは前走、膝を折り惨敗も本番には強いタイプであり、修正ができれば巻き返しは可能。その他では5歳馬に注目。その中でもこれが引退レースとなるクインフェスタ。勿論、目一杯の仕上げであり、血統馬が最後の一戦でその力を存分に発揮してくれるはずだ。
柏林馬事公苑特別 4歳以上オープン別定 2月1日10R
出走予定馬
○インフィニティー (775キロ)
○オイドン (785キロ)
○キタノタイショウ (785キロ)
○ニシキエーカン (770キロ)
○ニュータカラコマ (780キロ)
○フクドリ (795キロ)
○フジダイビクトリー (795キロ)
○ホクショウマサル (765キロ)
○ホクショウユウキ (775キロ)
○ホッカイヒカル (770キロ)
【解説】
前開催の睦月特別はオイドンが直線楽に抜け出し8勝目を挙げた。2着にはキタノタイショウが入ったが、脚を余していたのは残念ではあった。3着には先行力と障害の巧みさを生かしたインフィニティー。全馬が障害をひと腰でまとめるという内容から軽い馬場ながらペースが遅かったことも明白。今回も雪が降ったあとの馬場で軽めだが、今の一線級はスローペースになる傾向が強く、上がりの競馬が予想される。今開催から全馬10キロ背負う上にオイドンは賞金が加算され更に5キロ背負うが、極端なハイペースにならない限り連勝は濃厚とみた。相手は睦月特別の上位馬が有利もスローペースなら本来の姿に戻ったホッカイヒカルにも出番がある。
競馬ブック 定政 紀宏