【開催見解】第27回園田競馬前半(2/24~26)

 5頭立てとなった先週のA1級、その原因はダートグレード競走優勝馬タガノジンガロが出走してきたため。思えば1走前の同馬出走時も6頭立てだったし、絶対的単不動の断トツ馬が出てくると他陣営はハナから2着などアホらしいとなってしまうのも無理はない。そんなワケでジンガロ一本被りとなった一戦は2番手からの楽々抜け出しで2着馬には2秒2差。全く追う必要などなかったのだが、次に高知黒船賞が控えるため木村Jは直線で気合注入。大目標に向け思い通りの走りができた感じだ。またこの日は3歳A級も行われ勝ったのはマキシマムカイザー。これで同馬は兵庫県入り後5勝目をマーク。距離不問のレース巧者は次走、名古屋競馬場でのスプリングカップ、その後は 地元重賞菊水賞へのローテーとなる。インディウムの最大ライバルとなる資質も十分で今後の同馬にも注目頂きたい。

 

  サテ今週の園田競馬は通常通りの火、水、木曜(24~26日)の3日間開催。除外頭数緩和のためC2、C3級はこの3日間に限りフルゲート12頭立てとなりますのでご注意下さい。期間中のメインは26日に行われるA1A2級混合の1230メートル戦、前走ハイペースの逃げになってしまった分、最後は脚が上がってしまったものの能力的に一枚も二枚も上はマルトクスパート。2,3着づいてしまった近走だが、別に体調云々に問題はなくここはシッカリとV奪取と行きたいところ。ジェイフォースは前走、4カ月ぶりで4着。大型馬の叩き2走目に上積みは十分、しかもこの距離は5戦4勝と滅法得意。エリモミヤビは生涯2度目の1230メートル戦、多少忙しい感じもしないではないが、前走の勝ち振りならそうヒケは取らないだろう 。大崩れしなくなったビザンローズ、シルクシンフォニーなど伏兵陣にも怖さはあるが、可能性としてしては上位3頭で固くおさまりそうな感じ。

 

 25日はJRA500万級との交流レース、逆瀬川特別がメイン。前回1月末の交流戦では地元エナエビスが首差2着と健闘しただけに今回も同様の期待をかけたいが…。注目はトウショウセレクト、戦列復帰後は2,3着、確実に馬体は引き締まってきたし、丁度走り頃を迎えた感じだが…。ただ、これまで手綱を握ってきた木村Jは早くからJRAサイドから騎乗依頼を受けたため同馬への騎乗は不可能、果たして鞍上は誰になるのか。その彼が騎乗するのは美浦所属のコスモリープリング。近5走はすべて地方交流戦で2,4,5,2,2着にまとめる堅実ぶり、わざわざ美浦 からの遠征、しかも彼を確保したことで陣営としては今度こそ…の気持ちなんだろう。兵庫県卒の岩田Jも参戦となっておりますのでご期待を…。

 

 24日はA1級の1400メートル戦がメイン。絶好調は目下3連勝中のタイセイホーネットだが、ここでいきなり足りるのかどうか。同様は前走の勝ち振りが良かったアラタシャチョウにも言えそうで…。鍛え込めるようになり道中の反応が良くなったマイネルエウロス、続けての1400メートル戦でトーコーポセイドン、実績上位オメガキングコングが主力を形成するのだろうが、混戦ムードは避けれそうにない。



(文:競馬キンキ 北防 敦)

 

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