【開催見解】第14回川崎競馬(3/30~3/31)
桜の開花と共に川崎競馬スパーキングナイターが開幕。
今回は3月30日、31日は平成26年度第14回、4月1~3日までは平成27年度第1回川崎競馬という年度またぎの5日間開催となる。
南関東では今年から4月1日付で免許の更新が行われるようになった(昨年までは6月1日付)。新たに調教師免許を取得するのは7名。調教師補佐は7名。騎手は3名が新たな役割を手にする。
【調教師】
・張田京 (船橋)51歳
・山下貴之(船橋)29歳
・山田信大(船橋)41歳
・田中正人(大井)36歳
・平田正一(川崎)37歳
・村田順一(川崎)41歳
・佐藤博紀(川崎)35歳
【調教師補佐】
・岩崎真樹(船橋)33歳 佐々木功厩舎
・長谷川剛史(船橋)29歳 石井勝男厩舎
・森久保仁志(船橋)40歳 矢野義幸厩舎
・米谷康秀(船橋)31歳 佐藤賢二厩舎
・甲田悟史(川崎)41歳 山崎尋美厩舎
・西田秀男(川崎)40歳 山田質厩舎
・古澤悟 (川崎)34歳 田邊陽一厩舎
【騎手】
・臼井健太郎(うすい けんたろう・船橋)18歳 凾館一昭厩舎
・林謙佑(はやし けんすけ・船橋)19歳 伊藤滋規厩舎
・藤本現暉(ふじもと げんき・大井)17歳 蛯名雄太厩舎
調教師合格の中でも張田京騎手、山田信大騎手、山下貴之騎手、佐藤博紀騎手の4人は騎手からの転向で3月31日付で引退となる。
張田騎手は3月31日の8R、佐藤騎手は11Rがラストラン。最終レース終了後には佐藤博紀騎手の引退式が行われる予定だ。
今開催の3日目には「第18回クラウンカップ」が実施される。
クラシックの重要なステップ戦のひとつ。トライアルとして1、2着馬は第一冠・羽田盃への優先出走権をゲットできる。
ここからクラシック出走を目論む新星が揃うこともあり、毎年ひと筋縄ではいかない難しい一戦だ。
こちらでは初日、2日目を検討してみよう。
初日メイン競走は「花まつり特別」。B3二組によるマイル戦。
中心視したいのはビービーバロン。前走は最後伸びを欠いて5着。連対を外したのは2年9ヶ月ぶりとひと息入った影響が大きかったのだろう。ひと叩きされて調教でも迫力満点。昇級二戦目で本領発揮の一戦になりそう。
同型不在で、ここもスピードで押し切りそうなポッドアレット。叩きつつ調子を上げているリュウグウノツカイ。骨折明けを叩いたレガルスイ。
2日目の「スポーツニッポン花見月杯」はA2下の2100m。勝ち馬には大井記念への優先出走権が与えられるトライアル戦。
もっか3連勝中のトーセンサミットの勢いが止まりそうにない。差し切り、逃げ切り、競り勝ちとレース内容も充実。今回は格上への挑戦になるが、相性の良い川崎の長距離レースでステップアップを図る。
2100mでは戸塚記念2着の実績があるノーキディング。マイル戦が続いたぶん対応力がカギ。
ドリームザネクストは息の長い末脚が魅力。終い確実伸びてくるキタサンオーゴン。長距離巧者ドラゴンヴォイス。
競馬ブック 中川 明美