【開催見解】第2回佐賀競馬（4/25～5/4）
第２回佐賀競馬は４月25日(土)26日(日) ５月２日(土)３日(祝日)４日(祝月)の５日間で行います。
注目のレース
【１日目】４月25日(土)
スイートピー特別 サラ系Ｂ－２組 1750ｍ
４月25日(土)のスイートピー特別はＢ－２組メンバー。距離1750ｍ。９頭立て。
【キョウワカイザー】は前走で連勝はストップしたが、展開的なものだと思うし、状態の落ち込みは感じない。末脚勝負でも抜け出す力持っているし、巻き返して来るはず。再度主力に推す。
【エイシンガリレイ】は前走が佐賀での初Ｖだったが、好位追走からの最後の伸び脚も確かだった。好騎乗だったと思えるし、再度内枠となったのも好材料。前で自在に動く脚を高評価したい。
【イッセイイチダイ】は前走は久々でもあったし、初の古馬戦でＢ－３組を勝つ辺りは能力の高さも感じる。３歳馬で次はダービーを控えているが、更に馬体も充実。特別でも好勝負出来そう。
【ウインベルカント】は前走は位置取りも巧く行って力出し切れた印象。今回も経済コースを追走出来そうだし、岩手ＯＰ駆けの力量は上位の存在。力の差も感じないし、流れ次第では更に。
【パブロワ】は前走は先手取れて力出せると思ったが、ハイペースで流れは厳しくなった。このクラスだと中の折り合いもカギとなるし、２番手の方がスムーズに行くかも。見限れない。
【センヒメ】は堅実に脚使っているし、状態も安定している様子。この距離でも脚は使うし、位置取れると渋太い。自在に動く脚も要注意。
【２日目】４月26日(日)
有田焼特選 サラ系３歳ー１組 1750ｍ
第３回由布岳賞(Ｓ２) サラ系３歳以上ＯＰ 1400ｍ
４月26日(日)のメインは由布岳賞。Ｂクラスメンバー。距離1400ｍ。10頭立て。
【テッド】は前走は久々に1400ｍ戦を選択してＶ決めた。好位置追走からの抜け出しは見事だったし、この距離で８勝を挙げた実績だ。反応の良さからもこれ位の距離が合いそう。連勝目指す。
【クラウンアトラス】は力強い末脚で移籍２戦目でＶ決めた。前走は位置も取れず、最後は届かなかったが、今度はある程度はついて行くだろう。メンバー的にも巻き返したいところ。
【リリー】は好調時に比べると思った走りではないが、追い切りの感じからも、ひと息入れて立て直して来た印象は受ける。状態さえ良くなれば能力で上位の存在。今度は粘り込みそう。
【シゲルラシンバンザ】はＪＲＡ１勝馬。直前の南関東の成績が今ひとつも、Ｃ１特別だけに相手も強力か。ゲート検査時の動きも悪くない。底力ありそうだけに前で競馬出来れば渋太そう。
【エッフェル】【デビルマンゼウス】はこの距離は得意としているし、スピードも生かせている。只、最後が甘いところあるが、今の馬場は合うだけに注意はしたい。穴で。
【３日目】５月２日(土)
端午特選 サラ系Ｃ２－１組 1800ｍ
第２回高千穂峰賞(Ｓ２) サラ系３歳以上ＯＰ 1400ｍ
５月２日(土)のメインは高千穂峰賞。Ａ１・２ＯＰメンバー。距離1400ｍ。10頭の登録。
スピード対決の1400ｍＯＰ戦は【コパノエクスプレス】と【コスモウィロー】の一騎打ちムードだ。前走は馬場も味方してコスモウィローが逃げ切ったが、良馬場だとコパノエクスプレスの末脚が一歩リードか。上位２頭へ立ち向かうのは休養明け２戦目【ドリームゴスペル】だろう。ＯＰ戦３戦２勝の戦歴だし、立ち直ってくれば能力上位。その後は前走一変した【ドリームゼニス】が続くだろう。新規【ケージーヨシツネ】はＪＲＡ４勝馬で短距離で活躍したスピードタイプ。佐賀のコースは合いそう。いきなりも要注意。
【４日目】５月３(祝日)
おとめ座特選 サラ系Ｃ２－２組 1400ｍ
メイ特選 サラ系Ｃ１－１組 1750ｍ
５月３日(土)のメインはメイ特選。Ｃ１メンバー。距離1750ｍ。11頭の登録。
混戦のメイ特選だが、初の古馬戦を逃げ切った【キングプライド】に期待したい。控えても競馬出来るし、自在に動く脚は評価出来る。ダービー直前だが、勢いを支持。同期【ソウルケンシ】も戦歴からここでも通用するだろう。２歳時の佐賀若駒賞勝ち馬でキングプライドに先着した実績。レース間隔は開くが逆転も十分。【サトノキングベル】は移籍後４，２着と確実に上向いている。前走の差を詰めたい。【アユメライトアップ】【アルコンコルド】も前走ほどの差はないはずだ。見直したい。
【５日目】５月４日(祝月)
長崎街道黒崎宿特選 サラ系Ｃ１－２組 1400ｍ
菊池川特別 サラ系Ａ１・２ 1750ｍ
５月４日(祝月)のメインは菊池川賞。Ａ１・２ＯＰメンバー。距離1750ｍ。10頭の登録。
この距離でも力が違う【プルーフポジティブ】が今回も主役となる。地元馬との対決で敗れたのは移籍緒戦の一度だけ。スピードで押し切っている走りが好印象。今回も中心。その後は混戦だが、この距離で巻き返す【マイネルパルフェ】。2000ｍは最後が甘い印象が受ける。見直したい。【ブライトポジー】も道中が掛かるところあるだけに距離が短くなるのはプラス。【セイリオス】も位置取りが巧く行けば渋太い脚使う。【マイネルティンラン】は追い込みタイプだけに距離はほしいタイプだが、最後はシッカリ詰めて来る。
（文：全国公営競馬専門紙協会 田中宏信）
