【開催見解】第4回ばんえい十勝(5/23~6/1)
第4回ばんえい十勝
第38回大雪賞 3歳以上オープン混合 5月24日10R
出走予定馬
○アサヒリュウセイ (680キロ)
○イッキフジ (680キロ)
○インフィニティー (690キロ)
○オイドン (690キロ)
○ソウクンボーイ (690キロ)
○ニュータカラコマ (690キロ)
○フクドリ (690キロ)
○ホクショウユウキ (690キロ)
○ホリセンショウ (690キロ)
【解説】
使いつつ調子を上げてきた馬などもいて、波乱も十分に考えられるが、開幕からのレースぶりからニュータカラコマの軸は堅そう。前走は直線で交わされたが、外枠2頭が併せる形で想定以上の伸びを見せた。この馬は単騎のため甘さを出しただけ。内容的には一番強い内容であった。以前と比べて障害に対する不安もなくなり、毎回力を出せる充実ぶりは信頼が置ける。相手筆頭はアサヒリュウセイ。前走は遅仕掛けで脚を余す格好。もうふた呼吸早目の仕掛けでも700キロ以下の荷物なら心配はないはずだ。賞金も詰まっており、ここは早仕掛けで一発を狙ってくる。その他では障害修正で前走見せ場を作ったホクショウユウキ。実績面でインフィニティー。穴なら勢いのある5歳馬のイッキフジ。
ライラック賞 4歳オープン別定 6月1日10R
出走予定馬
○アアモンドマツカゼ (630キロ)
○アサヒメイゲツ (630キロ)
○カイシンゲキ (650キロ)
○カゲホウトウ (650キロ)
○カンシャノココロ (650キロ)
○キサラキク (660キロ)
○センゴクイチ (630キロ)
○ハクタイホウ (670キロ)
○ホクショウマサル (670キロ)
○ホクショウメジャー (650キロ)
【解説】
6月28日に行われる4歳三冠レースの第一戦目である柏林賞(BG3)の前哨戦。4月のすずらん賞を参考に斤量面の比較から検討していきたい。すずらん賞で先着した2頭は当時よりも20キロの増量。その他で出走したものは10キロの増量。3着のカイシンゲキは10キロの増量で調子も上がってきたことを考えると主軸として推せる。昨年はばんえい大賞典を制した素質馬でもあり、ハンデ戦で切れ味を存分に発揮できよう。相手筆頭はカゲホウトウ。すずらん賞は脚部不安により回避したが、出ていれば一番人気になっていたほど勢いがあった。前走は障害のミスがすべてであり、巻き返しに期待をする。すずらん賞の先着2頭、センゴクイチとホクショウメジャーはその後も格上相手に互角の競馬をしており、デキと勢いから軽く扱うのは危険。実績上位馬はハンデと近走の内容から押さえの評価まで。
競馬ブック 定政 紀宏