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【開催見解】第9回金沢競馬後半(7/28)

2015年7月27日

 2015年度・第9回の金沢競馬は前半週が終了。残す後半週は7月28日(火)の一日だけとなっています。

 

 28日(火)のメインは最終11R「重賞 日本トーター杯 第13回金沢スプリントカップ」(3歳以上・北陸東海近畿交流・1400m)

 金沢では珍しい短距離の重賞。9月にオータムスプリントカップとして行われていたが、一昨年から7月に移動して、名称も少し変更された。

 

過去5年の優勝馬は

 2010第 8回 ナムラグローリー(金沢・牡6)…中川雅之騎手 良・1分28秒2

 2011第 9回 ナムラダイキチ(金沢・牡3)…中川雅之騎手 重・1分26秒4

 2012第10回 ナムラダイキチ(金沢・牡4)…畑中信司騎手 良・1分27秒6

 2013第11回 サミットストーン(金沢・牡5)…吉原寛人騎手 良・1分28秒6

 2014第12回 セイカアレグロ(金沢・牡9)…吉田晃浩騎手 稍・1分29秒2

 

 2008年は笠松・名古屋勢が1~4着を独占したが、2006年までと2009年は地元馬と遠征馬で1着2着を分け合う結果。以降は地元勢が優勢で、2010年は1~3着を独占(遠征馬が手薄)、2011~2013年は1着・2着、2014年は1着・3着。地元馬が6連勝中で、2年連続で好走する馬が多いのも特徴のレース。

 牝馬の連対は2008年の勝ち馬シールビーバック、2010年の2着クイーンズコート、2014年の2着タッチデュールの3頭。3着も3回だが、牝馬の出走自体が少なく、あまり関係はなさそう。

 スピードが要求される距離だけに、先行馬同士での決着は多いが、ナムラグローリーは後方から差し切って連覇(2009年は3着にもコパケンサンバが突っ込んで3連単74340円)。それ以前の追い込みでの好走は2005年の2着イブキミーティアー、2007年の3着イズミムテキ。中団から差した2008年の2着ケイアイカルディナ、2012年の2着ケージーアメリカンなど、差し・追込馬の台頭も多いレース。特に穴党の方にはそういった脚質の馬がオススメだが、勝ち馬はある程度人気を集めていただけに、あくまでヒモ穴での狙い。

 

 今年のメンバーは

 1番 タツミリュウ(金沢) 米倉知

 2番 タッチデュール(笠松) 佐藤友則

 3番 キクノフレヴァン(名古屋) 戸部尚実

 4番 ランデックハナコ(笠松) 筒井勇介

 5番 セイカアレグロ(金沢) 平瀬城久

 6番 ヒカルカミヒコーキ(金沢) 藤田弘治

 7番 トウショウセレクト(兵庫) 木村健

 8番 ノゾミカイソク(名古屋) 大畑雅章

 

 1400mの兵庫A1を4連勝中トウショウセレクトが参戦となれば、これが中心に。3~4才時は金沢にも在籍(休養を挟んでB4~B3を3連勝)。逃げ戦法も今の金沢の馬場にマッチ。不安を挙げるなら「真夏の輸送」「ゲートでの落ち着き」だが、ダートグレードで好走するような馬がいないこのメンバーなら、力さえ出し切れば上回る。

 逆転候補は中央時1600万下で好走のある2頭。地元のタツミリュウは1500m→1400mと好時計で圧勝しての参戦。前走時計も例年の勝ち時計レベル。状態に関しても不安はなさそう。単騎逃げで強さを見せただけに、速いトウショウセレクトとの兼ね合いがすべてと言えるか。名古屋のキクノフレヴァンは9歳でも衰えはなさそう。前走のJRA交流2着が物足りないとも言えるが、位置を悪くした影響も。適距離でスムーズな競馬さえできれば崩れるシーンは考えられない実績。

 連覇を目指すセイカアレグロも動けるデキにあり、昨年以上の相手がどうかだけの状況。昨年の2着馬タッチデュールも上位可能が実力と距離だが、園田遠征から中3日の強行軍が問題に。穴は地元の良化中4歳ヒカルカミヒコーキ。

 

 

(文:競馬カナザワ 大井明洋)

 

 

 

 

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