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【開催見解】第8回門別競馬(7/28~30・8/4~6)

第8回門別競馬展望

 

 中央競馬の函館シリーズは、この26日で幕を閉じて、来週からは札幌競馬場へ舞台を移すわけだが、札幌競馬は、例年、函館競馬以上に盛んに交流が行われる。ちなみに、今開催の初日に行われるカネヒキリ賞は、札幌競馬のコスモス賞(5日目)への優先出走権を懸けての一戦である。さて、重賞競走は前節に3歳オープン馬による王冠賞、後節には2歳のH1ブリーダーズGJCが組まれている。

 

【重賞競走】
 ○7月30日 第36回 王冠賞 3歳オープン 距離1800m
  1.オヤコダカ
  2.アルランピード
  3.ノアブギー
  4.ミオネイチャー
  5.フジノサムライ
  6.フライガイザー
  7.アーススカイ
  8.マイネルカヴァータ
  9.プリサイスサンデー
  10.タイムビヨンド

 

【展望】

3歳三冠レースの最終関門を迎えた。昨年までは長距離を舞台にしていたが、単調なレースになりやすいために、あまり長丁場の意味は持たなかったのも確かである。第一弾の北斗盃も距離1200mから1600mに変更されており、これで全体の整備は完了した。オヤコダカは肝心の北海優駿でスタート直後に躓き落馬のアクシデントがあったが、前走の星雲賞を叩かれたことによって、ここに向けてうまく調整ができた感じがする。全国級の能力の持ち主。名実ともに北海道ナンバーワンへ。アルランピードは中央未勝利からの参戦。出走条件が緩和された背景があるとはいえ、転入後は5戦4勝、北海優駿では5着に敗れているが、その後、期待通りに頭角を現してきた。元中央未勝利馬が頂点に立つ可能性はゼロではないはず。北海優駿2着馬のタイムビヨンドも、ここにきて大井遠征の効果が表れてきた印象がある。北海優駿勝ちのフジノサムライは、ジャパンダートダービー遠征の疲れはない様子だから、巻き返しも十分にありそうだ。
(各陣営の談話)
  1.オヤコダカ 前走は古馬の一線級が相手ですから、敗れたとはいえ、この馬の評価を下げるものではないでしょう。北海優駿はアクシデントで手にすることができませんでした。3冠最後のここは、負けられません。
  2.アルランピード 変わらず、いい状態です。スパッと切れる脚がないだけに、ここも先行して持ち味を出してくれれば。北海優駿は目標を失ったために、力を出していませんからね。巻き返してくれると思います。
  3.ノアブギー オーナーサイドの意向もあって、ここに挑戦することにしました。まだ伸びる要素はあると思いますが、メンバーが骨っぽいですからね。 
  4.ミオネイチャー 北海優駿では、この馬も成長した姿を見せてくれました。前走は交流戦で3着でしたが、より経験値を高めることが目的のひとつでした。
  5.フジノサムライ 前走の遠征は相手も揃っていましたし、しかも軽い馬場で流れの速いレースになりました。帰厩後も元気一杯。時計がかかるようなら。
  6.フライガイザー 短距離戦で連勝していますが、中央では長い距離を選んで使われていた馬ですから、対応してくれるでしょう。進境を見せて欲しいものです。
  7.アーススカイ 気性的にも長い距離は向くと思いチャレンジをしました。砂を被せて行けば、掛からず折り合いもつきます。掲示板ぐらいは。
  8.マイネルカヴァータ 順調にきています。距離も延びるだけいいタイプ。格下の身ですが、それなりのは走りはしてくれるでしょう。楽しみにしています。
  9.プリサイスサンデー 前走はムラな面が出たのだと思います。体調面の不安はまったくありません。3冠最後のレースですので、精一杯頑張ってもらいます。
 10.タイムビヨンド 前走は予想しないレースになりましたが、成長ぶりを確認するに十分な内容です。ここ一本に絞って調整してきました。万全の態勢で臨めます。

 

○8月6日 第9回 ブリーダーズゴールドジュニアカップ登録馬 2歳オープン 距離1600m(内)
 ・ラプレシオーサ
 ・キーパンチャー
 ・ミスミランダー
 ・ストレートアップ
 ・バーバリライオン
 ・スティールキング
 ・ヴェルミオン
 ・ライゾマティクス
 ・ランランラン
 ・フジノパンサー
 ・ノーノーイエース
 ・タッチワールド

 

【展望】

函館2歳Sに出走したラプレシオーサの登録が見られるだけに、ここでは、その出否が大きな鍵を握っている感じだが、器の大きさでは、それ以上との噂があるライゾマティクス。デビュー戦の勝ちっぷりは、まさに衝撃が走るものだった。同じ内回りの1600mをデビューに選択したあたりも、プラン通りの行動と受け取れるほど。未勝利、アタック、ウィナーズチャレンジと目下3連勝中のキーパンチャーは、テンにモタついたデビュー当時の面影はまつたくない。2勝馬ミスミランダー、前走でキーパンチャーに詰め寄ったストレートアップなど、素質馬オンパレードといった印象。今から興味は尽きない豪華な顔ぶれである。

 

【初日メイン】
 ○7月28日 12R カネヒキリ賞 2歳オープン 距離1800m
  1.トッケンドーナ
  2.タービランス
  3.プレイザゲーム
  4.マホウジン
  5.コパノディール
  6.ドンゲイボルグ
  7.ミトノグラス
  8.ユアザスター

 

【展望】

札幌競馬のコスモス賞の優先出走権を懸けた一戦。頭数は少なくなったが、注目は栄冠賞3着のプレイザゲームだろう。一気に距離が延びたために、道中の折り合いが最大の焦点になりそうだが、そこはポテンシャルの高さで十分にカバーできるはずだ。1700mの距離を経験したトッケンドーナ、芝の中距離向きの血統背景があるコパノディールも首位争いに加わりそうだ。スンナリと先手が取れそうなドンゲイボルグも、やはり折り合いが重要なポイントになりそうだ。
(各陣営の談話)
 1.トッケンドーナ 瞬発力を生かすタイプではなく、イーブンペース型ですから、1800mに距離が延びるのはプラス。渋太さを生かせば好勝負ができる。
 2.タービランス デビュー戦は若さを見せながらの好タイム勝ちですから、素質と能力を改めて認識した次第。今後の路線を決めるうえでも重要なレースです。
 3.プレイザゲーム 多少、掛かる面がありますので、自分のリズムで走らせてやることが大事になってきますね。初距離に対応できるか否か、それがすべてです。
 4.マホウジン 前走は距離を延ばして正解でした。行きっぷりが違いましたからね。脚が続くタイプですので、距離が延びても問題はないでしょう。
 5.コパノディール 前走は押し出されるようにハナへ。目標になる格好になりました。デビュー戦ではタメて弾けてくれたように、距離は延びても大丈夫です。
 6.ドンゲイボルグ 前走はいくらか出負けしましたが、仕掛けて行ったら、掛かってしまいました。スンナリ先手が奪えるかが条件ですね。
 7.ミトノグラス 前向きなところに欠けるタイプで、相手に合わせてしまう感じがあります。ですから、デビュー戦のタイムが遅いのは気になりません。
 8.ユアザスター 前走は3コーナーで砂を被ったら、ハミを取らなくなりました。キャリアの浅いところを見せた感じです。距離はやってみないと分かりません。

 

(競馬ブック・松本英博)

 

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