【開催見解】第12回園田競馬後半(9/2~9/4)
保険が効かないのが庶民とっては一番の困りものだが、腰部レーザー手術とやらは凄いらしい。あれだけ痛がっていた木村Jもこの手術を受けた途端、ほとんど日常と変わらぬ生活ができるようになったし、医学の進歩と言うのはとんでもなく恐ろしい。このままだと近い将来、人間は死ぬことなどなくなってしまうかも。
そんな木村Jにようやく復帰のメドが立った。自身、今月中旬をメドに…と考えている模様。22日からはシルバーウィーク開催、4連チャンが予定されるだけに遅くともここでの復帰を期待したい。やはり元気な彼がいないとレースは盛り上がらないのだから…。
ただ、気になるもうひとり、田中Jにはまだ復帰の見通しが立たないというのだから困ったもの だ。日に日に状態は良くなっていることのことだが、痛みの原因が今ひとつハッキリせずで色んな治療法を模索中、そんなワケで兵庫トップ3が揃うのはもう少し先になりそうです。
サテ今週の園田競馬は通常通りの水、木、金曜(2~4日)の3日間開催で期間中のメインは4日に行われるブロック間交流重賞、園田チャレンジカップ。しかし、今年は他場からの遠征馬はなく兵庫県馬のみの争いとなる。人気になりそうなのは兵庫籍で馬券対象から外れたことのない堅実駆けマルトクスパートに1400m戦タイレコードを保持するニホンカイセーラ。しかも今回マルトクの鞍上には金沢の名手、吉原J。どんなパフォーマンスを見せてくれるのか実に興味深い。またセーラも前走の1700m戦がまったく折り合い付 かずだっただけに得意距離でどこまでの反撃があるのか、期待大。他にも他場遠征で力を付けてきたヒシサブリナ、前走2着で完全復活示したトーコーニーケ、大山コンビがピタリ来るトーコーポセイドン、A2級ながらも距離合いそうなトリニティチャーチなどなかなかのメンバーが揃った。
3日はA2級の1400m戦がメイン、人気の中心は連勝中エイシンホクトセイ、転入後の2走は1700m戦だっただけに今回、初めての1400m戦となるが、脚質上は何の問題もあるまい。逆に一層スピードで押し切ってしまう可能性十分だ。逆転候補筆頭がケイアイホクトセイ、前走が自分から動いてのレースでハナ負けだから十分に収穫あり、1走毎の地力強化も好調の証しだろう。前走直前の大雨で走る気を逸してしまった と言うアグネスチャンスの反撃、好調教マイアリエスらが一角崩し。またこの日は今年3度目となる2歳アッパートライ競走も予定され、2連勝中イメマツサクラVS噂の大物マイタイザンの一騎打ちも…。
2日はB2級の1400m戦がメイン。ここも主力安泰と言う感じで前走圧勝チーフテンと本格化ムードのウィステリアメジロが一歩も二歩もリード。但し、少しでも展開が縺れるようなら久々に好追い切りのカシマフェニックス、ウインアンブロシア、うまく好位に取り付くことができればカプチーノの浮上も考えられる。
(文:競馬キンキ 北防 敦)