【開催見解】第18回大井競馬(2/8~12)

2016年2月7日

 今回の大井競馬は2月8日(月)から12日(金)まで5日間開催。3日目に伝統の一戦、第60回金盃が距離2600メートルで行われます。

 

 初日のメインレースは節分賞がB3二組選抜、距離1600メートルで行われます。ここは前回、ウエルカム2016賞を使った馬が大挙参戦。当時最先着のマッハワンは逃げて2着に好走。クラスのメドが立っており、ここも先行力を生かしたいところ。4着のナックマカロンは年末にB3三組を低評価ながら押し切っており、得意の外番手で粘り込みを狙います。マイルで一瞬のキレを生かすガリョウテンセイ、エイコースナイパーの実力派も力差はなく、上位争いが見込めるでしょう。

 

 2日目のメインレースは3歳馬のオープン、準重賞、雲取賞が距離1600メートルで行われます。京浜盃に向けた一戦になりますが、先ずは地元馬から。年末、年明けと選抜を連勝中のサブノクロヒョウ。2歳時はゴールジュニアー2着、ハイセイコー記念5着、平和賞4着の実績。軌道に乗ったところなら3連勝が可能でしょう。牝馬のナツはオープンの桃花賞でタイム差なしの4着。牡馬相手でも経験値から大きな差はありません。遠征馬では川崎のケイエスソードが地元の一組を勝ち上がっていますし、鎌倉記念6着のシャークカイザーもデビュー2連勝の素質馬。船橋勢ではデビュー2連勝、川崎に遠征して当距離2着のハキーム、金沢から移籍して緒戦を勝ち上がったヤマノカミ、浦和勢ではニューイヤーカップ5着のフォクスホールがエントリーしています。

 

 3日目のメインレースは伝統の一戦、第60回金盃が距離2600メートルでスタミナを競います。現在4連勝中のジャルディーノは3歳クラシック路線以来の重賞挑戦。7歳にして本格化を迎えており、重賞の常連にどこまで通用するか必見です。格を重視すれば東京ダービー、東京記念、大井記念を勝っているプレティオラス。長距離での実績はメンバー屈指だけに、東京大賞典からの巻き返しを狙います。交流重賞の常連サミットストーンは昨年の浦和記念2着馬。今年の川崎記念は7着に終わりましたが、逃げて見せ場を作っており、南関東同士で狙い目でしょう。この他ではマーキュリーカップを楽勝しているユーロビート、昨年の当レースを制しているアウトジェネラルが上位候補と言えそうです。

 

 4日目のメインレースは紅梅賞がA2、B1一組、距離1400メートルで行われます。バラエティーに富んだ布陣になりましたが、注目は転入2戦目になる浦和のワールドエンド。緒戦の船橋記念では逃げて3着。格下の台頭に遭いましたが、スピードは健在。距離の不安はないので逃げ切りを狙います。先月のウインタースプリント(OP)で4着に豹変したアルベルティ。JRA時から短距離に実績を残しており、自己条件なら狙い目でしょう。道営から戻って2戦した実績馬のキモンアヴァロンも確実に調子を上げており、ソロソロ怖い存在。この他ではゲートが課題も末脚に定評のあるコンドルダンスに期待が持てます。

 

 最終日のメインレースはうぐいす賞がB1二組、B2一組、距離1600メートルで行われます。注目は船橋の明け4歳馬ラガッソでしょう。3歳時はスプリント路線を歩み、ルックスザットキルと鎬を削った素質馬。現在は3連勝中で距離を延ばして完全に本格化。今の状態なら大井のこのクラスに入っても勝ち負けが可能です。地元勢は前回のB2、B3を勝って復活基調のテラザインパクトが上位。既にこのクラスを勝ち上がっている実績馬で連勝を狙います。エックスファクターはキレのあるマイル巧者。ここ2戦は一番人気に反していますが、時計的に互角のメンバー構成なら見直しが必要でしょう。東京シンデレラマイルで6着に好走したプリンセスバリューは準オープン勝ちの実績から今度は怖い存在になります。この他ではTCK女王盃で6着のケイアイリブラが得意の距離に替わって妙味があります。

 

 

 ケイシュウニュース 田島啓行

 

 

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開催当日のレースに関する情報については、主催者発表のものとご照合ください。

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