【開催見解】第3回園田競馬前半（4/26～29）
川原Ｊの地方通算5000勝が目前に迫った。先週水曜日に３勝の固め勝ちで一気に残り２にしたあと、翌木曜日は１勝。と言うことでマジック１で今週を迎えることに。何らかのハプニング、アクシデントが起きない限りまず勝たない週などありえないだけに今週４日間のうちで大台達成は間違いなしと断言していいだろう。とにかく大きな怪我をしない大ベテラン、今後も更なる活躍が注目される。
サテ今週の園田競馬は久々の火曜～金曜までの４日間開催（26～29日）10レース立てが木曜までの３日間、11レース立てが金曜日だけの予定で全体的に出走頭数は少ないが、熱い戦いは続きますので。この期間中のメインは29日に行われるＡ１Ａ２級混合の1230メートル戦、出走予定は前走、名古屋での東 海桜花賞１着マルトクスパートに同２着ドリームコンサート。前走は首の上げ下げ大接戦、先行有利の馬場を生かしたマルトクが先着を果たしたのだが、まったく力差は皆無だけに今度は逆転シーンがあっても。前走は逃げ有利の馬場だっただけに是非とも良馬場での攻防を見てみたいもの。ラントクイーンの前走は背52キロ、スピードにモノを言わせたいい勝ち振りだった。今度は２キロ増の54キロになるが、その分は距離短縮で相殺とならないか。レオンビスティーの前走はＪＲＡ交流戦、離れた３着とは言えそれなりに見せ場はあったし、適鞍ならあれ以上は十分やれそうな感じ。勢いづいたデンコウチャレンジ、堅実駆けエイシンアクロン、トリニティチャーチあたりもまだまだ圏内。
28日はＢ２級の1400メートル戦が メイン。傑出馬不在だけに混戦ムードだが、ひとまず中心的存在になりそうなのはエイシンジャドゥー、どんな展開になってもキッチリ伸びるし、相変わらずの調子の良さ。次いで前走でそのジャドゥーの脚を封じ込んだトウショウパシオン、今度は背１キロ増になるものの前半のペースひとつでまだまだ逃げ切りも十分。良馬場前提での単穴馬はエンジェルミディ、叩き４走目を迎え更なる良化は明白だけに馬場状態さえ良ければ狙ってみたい一頭。再転入戦となるビコーミハイルは現級勝ちを含んでの園田６勝、乗り込みも十分だけに初戦から侮れない存在になりそう。
27日はＡ２級の1700メートル戦がメイン。主役は目下８連勝中タガノトリオンフ、これまでの圧倒的な勝ち振りからもＡ２級に入ってもまったく気後 れするとは思えないし、初の1700メートル戦になっても◎以外の印は付けられない。ここも単なる通過点と見て良さそうだ。あと２勝で表彰対象となる二桁連勝、それももう時間の問題だろう。というわけで焦点は２着争い、距離的に安定感のあるウインバース、木村Ｊ騎乗となるマジカルドラゴン、７頭立てだけに相手はどちらかに絞りたい。
26日はＢ１級の1400メートル戦がメイン。前走２強対決で徹底マークを受けた末の２着エイシンアトロポスVS前走幾分早仕掛けで足元をすくわれたエイシンシャルルの同オーナー馬、一騎打ちムードが濃厚。一角崩しがあるとすれば堅実駆けハヤイガナ。以下ではＪＲＡ芝とは言え常にハナを奪ってきたアンネイ、一発屋ブーツインジューンあたり。
（文：競馬キンキ 北防 敦）
