【川崎】競馬専門紙記者の重賞予想(5/25 川崎マイラーズ)
【5/25 川崎 川崎マイラーズ】
「ブルーチッパーの逃げ切りが濃厚」
中央時はダートの中距離戦で5勝を挙げ、14年のクイーン賞で3着の実績があったブルーチッパー。南関東転入初戦となった昨年のスパーキングサマーカップでは、先日大井記念を制したケイアイレオーネ相手にゴール前ハナ差競り勝ち、昨年末の東京シンデレラマイルでは、同厩のララベルにアタマ差競り勝って重賞2勝。前走はマリーンカップでは中央馬相手に気を吐き、ヴィータアレグリアに敗れはしたが、2着に逃げ粘って見せた。
スパーキングサマーカップの勝利で牡馬相手に勝ち負けできるのは証明済みで、別定戦で55キロという斤量も実力からすると恵まれた印象。同型レガルスイが大外枠を引いたため単騎の逃げが見込め、逃げ切りも十分考えられる。
中央時は芝1800m戦で1勝したのみだったモンサンカノープスは、転入初戦こそ2着に敗れたが、そこから7連勝でチバテレ盃(オープン準重賞)を制した。さすがに報知グランプリカップでは4着に敗れて連勝は止まったが、その後更に力を付けた様子。前走の勝ちっぷりも良く、今のデキなら重賞制覇も夢ではない。
昨年のゴールドカップでは2番人気に支持されながらも8着に敗れたレガルスイは、その後オープン特別を2勝しているように充実著しい。大外枠で先手は厳しいかもしれないが、逃げにこだわるタイプではなく、先行馬の外につけられれば問題ない。川崎コースは2勝2着3回と得意にしているのも強味だ。
前走大井に遠征して案外だったバーンザワールドは、3歳時に優駿スプリント2着の実績があり、力量的に見劣りはしない。地元に戻れば崩れはない。
近走がもうひとつのガンマーバーストは、昨秋の埼玉新聞栄冠賞2着の走りができれば差はないし、実力馬セイントメモリーは底力があるだけに不気味だし、前走後立て直してきたシンキングマシーンも展開次第では一変がある。
◎ ブルーチッパー
○ モンサンカノープス
▲ レガルスイ
△ バーンザワールド
△ ガンマーバースト
△ セイントメモリー
△ シンキングマシーン
(勝馬 山形宗久)