【開催見解】金沢競馬 県営第6回[通算第7回]後半(6/26・28)

2016年6月25日

 2016年度・第7回の金沢競馬は前半週が終了。残すは後半週、6月26日(日)・28日(火)の2日間。今後の重賞に向けたトライアル競走が行われます。

 

 26日(日)のメイン11Rは「クイーン特別(読売レディス杯トライアル)」(3歳以上牝馬・1500m)

 1番 エトワールドロゼ 田知弘久

 2番 シンカンイチコ 松戸政也

 3番 ハッピールミエール 畑中信司

 4番 アイナ 桑野等

 5番 ティボリハーモニー 葛山晃平

 6番 ラスメドゥラス 池田敦

 7番 エムティサラ 青柳正義

 8番 オープンベルト 吉原寛人

 9番 カワキタキャッスル 吉田晃浩

 10番 ボルテックスセドナ 鈴木太一

 11番 シャトーブリアン 藤田弘治

 

 3歳馬の挑戦こそなかったが、現時点の有力牝馬が集結。7頭が馬券圏内と見る。

 その中でも最有力はオープンベルト。転入後A1で3着→3着→4着と、3~4コーナーからの伸びに欠ける内容だが、南関東時の戦績を見ても6~9月頃が好成績。1週前の追い切りを見ても動き自体が少しピリッとしてきた感があり、試行錯誤したこれまでより走れて良さそう。何より今回の方が相手は楽で、ほぼベスト距離。本番の読売レディス杯も見据えた転入だっただけに、ここはしっかり決めたい一戦だ。

 変わり身が大きいと思われるのは昨年の読売レディス杯の覇者エトワールドロゼ。今季は快足ぶりを発揮できない馬場・デキ・相手だったが、気温上昇で上向きは間違いなく、この顔ぶれと枠順ならベストの逃げも叶いそう。そうなると一変していい距離と相手。

 シンカンイチコも夏女らしく調子は上向き。近走も展開や相手が悪かっただけ。例年5~7月は好成績で昨季はA2~A1を3連勝。牝馬同士なら先行争い一つ。

 再転入緒戦の前走A2は5着だったアイナだが、約2ヵ月ぶり+超スローペースで展開不向き。このくらいの距離で流れが速くなった方が末脚を生かせる気がする。上積みや重賞で好走を続けた昨季を考えれば上位争いは可能。

 復調気配ある昨季A1好走馬ティボリハーモニーも今ならスタートや流れ一つ。下のクラスから挑戦となるボルテックスセドナとシャトーブリアンもペースの違いに戸惑わなければ上位争いできていい。

 

 28日(火)のメイン(11R予定)は「スプリント特別(金沢スプリントカップトライアル)」(3歳以上・1400m)

 タツミリュウ(希望投票)、ナリタシーズン(希望投票)、ヤマノミラクル、トウショウプライド、マルイチワンダー、ヒロノプリンス(転入)、カフジスター、フランチャイズ、ウエスタンプリンス(出否未定)が出走予定(登録のあったグルームアイランド、トニーポケット、ニホンピロララバイは回避予定)。

 逃げなら強いタツミリュウが登場。長距離の百万石賞は回避して適距離を選んでの出走。着実な復調を見せており、自分の形での強さは前走が示す通り。この顔ぶれなら期待は当然。

 逆転なら百万石賞も惜しい2着と好調なトウショウプライド。これまで結果が良くなかった2000m超で渋太いレースができた点は高評価できる。意外にも当地1400mは初めてだが、対応できるスピードを持ち合わせており、スンナリとした展開に持ち込めれば好勝負必至。

 A2を連勝中ウエスタンプリンスも通用していいが当地8勝はすべて逃げ。タツミリュウのいる展開が鍵になる。

 フランチャイズも巻き返していい力量と距離だが、鍵は暑さによる自身の体調か。

 面白いのは短距離の差し馬ナリタシーズン。待望のベスト距離で前進がありそう。

 

 

(文:競馬カナザワ 大井明洋)

 

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