【大井】競馬専門紙記者の重賞予想(8/17 黒潮盃)
「スティールキングが力の違いを見せつける」
全国から精鋭が結集する、真夏の一戦。北海道からは北斗盃、北海優駿の2冠に勝ち、王冠賞2着のスティールキングと王冠賞でスティールキングの3冠を阻止したジャストフォファンが。名古屋からは東海ダービー馬カツゲキキトキト、笠松から東海ダービー2着キタノアドラーブルが。園田から兵庫ダービー馬ノブタイザンが参戦してきた。
中心はスティールキング。北海道2歳優駿は女傑タイニーダンサーの2着、続く全日本2歳優駿は9着に敗れたが、実績ではこのメンバーで最上位は明らか。3冠がかかった前走の王冠賞は、水の浮く馬場で、先手を奪った相手に利があった。
ミスミランダーは前走の関東オークスでタイニーダンサーには2馬身半差の2着と敗れたが、他のJRA馬を鋭く差した。続く前走の古馬B1下を快勝し勢いに乗っている。別定54キロは有利だ。
羽田盃3着、東京ダービー5着と南関東クラシックはもう一歩だったが、早くから目標をここに切り替えたジャーニーマンも互角。前走は初の古馬相手、準重賞と決して楽な条件ではなかったが、持ち前の決め手は健在。
カツゲキキトキトはジャパンダートダービー6着だが、2分8秒2は今年の東京ダービーでは2着相当のタイム。2月から破竹の7連勝で東海ダービーは7馬身差の圧勝。大井競馬場も2度目なら、展開しだいでは豪快なまくりがみられそう。
東京ダービー2着のプレイザゲームは、イン強襲の好騎乗もあったが、ゴール際の根性が光った。今回はひと息後、乗り替りの分割引だが、混戦なら浮上の余地は十分ある。
連勝中のマテリアメディカは古馬相手に2連勝と充実、グランユニヴェール、サブノクロヒョウもダービーは振るわなかったが、それ以前の重賞実績では遜色なく、復調あれば軽視できない。
◎スティールキング
○ミスミランダー
▲ジャーニーマン
△カツゲキキトキト
△プレイザゲーム
△マテリアメディカ
△グランユニヴェール
△サブノクロヒョウ
(日刊競馬 鈴木宏哉)