【開催見解】第10回ばんえい十勝(8/20~8/29 重賞:はまなす賞)
第10回ばんえい十勝
第28回はまなす賞(BG3) 3・4歳オープン別定 8月28日10R
出走予定馬
○アラワシキング (660キロ)
○キタノリュウキ (670キロ)
○キンメダル (690キロ)
○コウリキ (690キロ)
○シリウス (670キロ)
○タキニシサンデー (660キロ)
○バウンティハンター (680キロ)
○ブルーオーシャン (650キロ)
○マルミゴウカイ (670キロ)
○ムサシブラザー (660キロ)
【解説】3・4歳馬の収得賞金上位5頭ずつによる一戦。経験値のある4歳馬が有利な条件ではあるが、昨年は3歳馬コウリキが優勝するなど4歳王者のセンゴクエースが回避で主役不在の今年も波乱がありそうだ。現時点で本命と考えているのは4歳重賞の柏林賞2着馬のバウンティハンター。この馬のセールスポイントは常に自分の競馬ができること。荷物が重くなっても障害で崩れないし、体調の変動も少ない。早目に障害を抜けられるなら粘り込み可能。対抗にはタキニシサンデー。典型的なスピードタイプで馬場状態には左右されるが、今回は同型が不在でありペースを守って先手が可能である。馬場が極端に重くならなければそのまま押し切っても不思議はない。単穴はキンメダル。今季は未だ勝ち星はないが、前走で見せ場を作っており、キッカケは掴んだ。世代2番手の存在であり、力を出し切れれば初重賞Vも見える。その他では昨年の勝ち馬であるコウリキ。まだ障害への不安は確かにあるが、決め手は一番。3歳馬の中ではやはり、ばんえい大賞典を勝ったマルミゴウカイだろう。前走同様に格上相手だけに気楽にレースができるし、再度アッと言わせても。
第10回JRAジョッキーDAY記念 3歳以上オープン混合 8月22日10R
出走予定馬
○オイドン (710キロ)
○キサラキク (690キロ)
○キタノタイショウ (710キロ)
○コウシュハウンカイ (730キロ)
○ソウクンボーイ (710キロ)
○トレジャーハンター (705キロ)
○ナナノチカラ (690キロ)
○フジダイビクトリー (710キロ)
【解説】混合戦で斤量差はあるがオープン一線級の力は一枚も二枚も上だろう。その中で近走の内容が一番良く、斤量面でも有利なフジダイビクトリーを主軸に推したい。3連覇を目指したグランプリでは思っていた以上に馬場が軽く、時計勝負に。それに端コースと厳しい一戦であったそれでも後半追い上げて見せ場を作るなど力は示した。今回は上と20キロ軽い710キロならばんえい記念馬として負けるわけにはいかない。相手筆頭はトップハンデだが充実ぶりが目立つコウシュハウンカイ。早目に動いた分、最後で息が切れたグランプリだが、勝にこだわっての結果。今季のレースぶりからも地力強化は明白であり、ハンデを克服しても不思議はない。オイドンは障害に課題は残るが、サマーカップではひと腰でまとめて3着と好走。今回もひと腰なら見せ場以上へ。その他では経験値が上がってきたキサラキク。A1条件からはソウクンボーイとトレジャーハンターを警戒したい。
競馬ブック 定政 紀宏