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【開催見解】第4回水沢競馬(8/21~8/29 重賞:ビューチフルドリーマーカップ)

【開催見解】第4回水沢競馬(8/21~8/29)

 平成28年度の第4回水沢競馬は8月21日から前半3日間、8月27日から後半3日間の計6日間開催される。

 初日(21日)のメインレースは古馬B1クラスによる特別競走『ムーンライトカップ』ダート1800m。フルゲート=10頭に対して登録馬は12頭。
 条件クラスでは数少ない長距離戦ということで距離に自信のタイプが揃った。まずは人気になりそうなのは前開催のA級との混合戦で2着と勝ち負けを演じたジャーグラット。前々走では盛岡1800mのB1一組戦を8馬身差で楽勝。これまでは短距離を中心に使われてきた馬だが、さすがは元中央3勝馬の底力といったところだろう。距離適性で逆転を狙うのはトーホクアロー、イルポスティーノ、タフガイの3騎。そして水沢1800mに良績があるスパンコール、アクティブボスも侮れない。

 2日目(22日)のメインレースは古馬B2クラスによる特別競走『オーガストカップ』ダート1600m。フルゲート=12頭に対して登録馬は12頭。
 出走してくれば断然の主役となるのはモズフウジン。ここ2開催欠場しているように、慎重なローテーションとなっているが、岩手では11戦9勝とまだ底を見せておらず、状態さえパンとしてくればまだまだ出世の素材。逆転候補は元中央3勝の実績馬・カグニザント、エアラギオールとみたが、岩手に転入後(3)(1)着のハルコマチも気になる存在。

 3日目(23日)のメインレースは古馬B1クラスによる一般競走『震災復興・子ども達に夢と笑顔を』ダート1300m。フルゲート=10頭に対して登録馬は8頭。
 短距離希望馬による特設競走ということで、8頭中5頭が前開催の盛岡芝1000mの特設戦を使われているが、今度はダートで2ターンの水沢1300mが舞台だけに条件は一変。ダートで安定して駆けているゼンザイ、ミタイナの2騎が計算できる存在となるが、1月までA級で活躍していたボストンリョウマが休み明けをひと叩きされており、型通りの良化があれば一気に主役に浮上する。

 後半週。4日目(27日)のメインレースは古馬C1クラスによる特別競走『田瀬湖賞』ダート1600m。フルゲート=12頭に対して登録馬は12頭。
 再転入以来(1)(3)(3)(2)(1)着と岩手の水が合う様子のマックスキュア、ただいま3連勝中のパルミエ。充実期にある4歳馬2騎が中心となりそうだが、堅実無比のマイネルボンド、初芝の前走は基準外としていいパープルキングなど、激戦区らしく好調馬が揃っており、馬券的にも興味深い一戦となりそう。

 5日目(28日)にはこの開催のメインイベント、3歳以上牝馬による地方全国交流競走・重賞『グランダムジャパン2016古馬シーズン第6戦・第42回ビューチフルドリーマーカップ』が行われる。ダート1900m。フルゲート=12頭に対して登録馬は13頭。
 このところ5年連続して遠征馬に優勝をさらわれているが、今年も他地区から強力メンバーがエントリーしてきた。
 まずは昨年のこの競走の2着馬・道営のジュエルクイーン。2歳時代からエーデルワイス賞(Jpn3)2着、ラブミーチャン記念勝ち、東京2歳優駿牝馬5着、北海優駿3着など実績は十分だったが、この1年間も昨秋の地方全国交流・ロジータ記念(川崎2100m)4着、前走のJpn3ブリーダーズゴールドカップ(門別2000m)でも中央馬相手に4着と牝馬路線で全国区の活躍を見せている。
 対する道営のタイムビヨンドは昨秋のダービーグランプリ(水沢2000m)の2着馬。5月のヒダカソウカップ(門別1600m)ではジュエルクイーンから1馬身差の2着と敗れたが、直前のノースクイーンカップ(門別1800m)では逆にジュエルクイーンに21/2馬身差をつける差し切り勝ちと強い競馬を見せている。
 ともに水沢コースの経験がある道営所属の4歳馬2騎が強そうだが、地元勢もみちのく大賞典、トライアル・フェアリーカップなど4連勝中のミラクルフラワー、日高賞、ひまわり賞と3歳牝馬2冠のサプライズハッピーなどベストメンバーが揃ってエントリーしており、久々の地元馬の勝利も期待したいところ。

 6日目(29日)のメインレースは古馬A級一組による特別競走『初秋特別』ダート1800m。フルゲート=10頭に対して登録馬は13頭。
 コミュニティ、ブレークビーツ、オメガスパーキング、ツクバコガネオー、メテオライトと使ってくれば主力級のA級馬がズラリとエントリーしているが、次開催には重賞・青藍賞が控えているだけに出否は流動的。注目は今年の3歳ナンバーワン・エンパイアペガサスになりそうだ。デビューから8戦6勝、2着2回。今シーズンはスプリングカップ→やまびこ賞→岩手ダービー・ダイヤモンドカップをいずれも圧勝。登録していた8月17日の黒潮盃(大井1800m)を回避しての久々の実戦。秋シーズンへ向けてどんなレースを見せてくれるのか、初の古馬相手でも内容のあるレースを期待したい。


(文:エイカン 内山達明)

 

 

岩手 エイカン

 

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