【開催見解】第16回高知競馬(2/12~2/22 重賞:だるま夕日賞)

2017年2月11日

 高知競馬は第16回開催がスタートする。今開催は12日(日)、14日(火)、15日(水)、19日 (日)、21日(火)、22日(水)の6日間開催。この開催が終われば、長らく続いた過密日程がひとまず終了する。今開催の目玉は、12日(日)に行われる準重賞、長浜特別、19日 (日)に行われる黒船賞選考競走第3弾、第4回だるま夕日賞。長浜特別は新設の準重賞だが、先週の黒船賞選考競走第2弾、黒潮スプリンターズカップ、次週のだるま夕日賞の狭間に据えられている。どういった意図があるのか、解せない点も少々あるが、なかなか見応えのあるメンバーが顔を揃えている。その見解は後程として‥。

 

 まずはやはり、5日に行われた第14回黒潮スプリンターズカップ(サラ系4歳以上 1300m)を振り返らねばなるまい。当レースは地方交流戦で、今年は地元馬5頭、園田から4頭、南関東から3頭という内訳。地元馬の選出基準は、前走での勝ち星が最優先される形となり、いかにも手薄なメンバー構成だったが、対する遠征馬は、南関東組こそ地味な面々だったとはいえ、兵庫からはインディウム、ランドクイーンといった名の知れた強豪が揃っていた。が、勝ったのは地元のカッサイ!グレード競走や、他地区遠征も含め、ここまで重賞に挑戦すること7回。善戦はするものの、なかなか勝ち切れなかったが、この舞台で見事な重賞初制覇を飾った。全体的な当日の走破時計を考えると、あまり強調できる勝ちタイムではなかったが、好位追走から懸命に前を追い、キッチリと捕え切った内容はアッパレだった。これで、地方交流戦になって以降、全て勝ち馬は地元勢。今年のメンバーでその牙城を守り切れたのは大きいのではないか。黒船賞での健闘を祈りたい。

 

 全国的なニュースになっていたが、先週の高知競馬はインフルエンザの影響で、7人のジョッキーが乗り替わりの憂き目に。12日(日)のみだが、応援騎乗として、園田から中田騎手、鴨宮騎手が来高している。とにかく、これ以上の蔓延は何としても食い止めねばなるまい。

 

 それでは注目のレースを紹介していこうと思う。今回の注目レースは12日(日)のメイン「長浜特別」(サラ系A-1選抜 1400メートル)。先述した通り、新設された準重賞である。 

 

 ・グレイスフルデイズ…前走は赤岡騎手を背にオープン勝ち。速い流れを自ら動いて勝つという強い内容を見せた。お手馬、メイショウツチヤマではなく、今回も赤岡騎手はこの馬とのコンビを選択。連勝が期待できる。

 ・クレスタラン…前走は敢然と逃げて、グレイスフルデイズの2着。流れや展開を考えると、非常に価値ある走りだった。地力強化が顕著なら今なら、今回も楽しみが持てる。

 ・グレイスフルデイズ、クレスタランの打越勢に対抗できるのは、サチノシェーバー、カイロス、メイショウツチヤマなどなど。その中では、連闘で使えるカイロスの変わり身がないかと期待しているが、果たして‥。

 

 

中島競馬号

 

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開催当日のレースに関する情報については、主催者発表のものとご照合ください。

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