【開催見解】第19回高知競馬(3/26~29 重賞:御厨人窟賞)

2017年3月25日

高知競馬は第19回開催がスタートする。今開催は26日(日)、28日(火)、29日 (水)の3日間開催。26日(日)には、いよいよ第5回御厨人窟賞が行われる。今年度最後の重賞に、豪華なメンバーが集結。今後を占う意味でも見逃せない一戦だ。

 

前開催は、第19回黒船賞、3歳重賞第5回土佐春花賞が行われた。勝ったのは黒船賞がブラゾンドゥリス、土佐春花賞がパッパカ。ブラゾンドゥリスは今回が重賞初制覇となり、父ノボジャックとの親子制覇を達成した。出世レースの趣があるレースだけに、今後の活躍が楽しみである。表彰式での内田博幸騎手のコメントも良かった!一方の土佐春花賞を勝ったパッパカも重賞初制覇。揉まれ弱さがネックだが、大外枠ゲットでチャンス到来。西川騎手も見事なエスコートだった。人気を集めた2歳王者フリビオンは3着。三カ月の休み明けの影響か、好調時の行きっぷりが見られず、追われてからも瞬時に反応できなかった。パッパカとフリビオンは同じ炭田厩舎の所属馬だが、担当厩務員さんは別。厩舎にお邪魔した際、フリビオンの厩務員さんの残念そうな顔が印象に残っている。ただ、3歳重賞戦線は始まったばかり。リベンジのチャンスはある。

 

 黒船賞の日に行われたJRA指定交流、はりまや盃の話題も少しだけ。勝ったのはJRAのスフバータルだったが、地元の期待ヒロノカイザーも2着と頑張った。連勝は7で止まったが、出遅れて砂を被り、4角では外に振られる不利がありながらのもの。勝てていたレースだろうが、それでも今後の展望がさらに開けた印象があった。まだまだ完成途上だけに、どこまで強くなるのか。こちらも楽しみである。

 

それでは注目のレースを紹介していこうと思う。今回の注目レースはやはり26日(日)のメイン第7レース「御厨人窟賞」(サラ系4歳以上 1400メートル)。新星登場か、はたまた?といった興味深い一戦である。

 

・サクラシャイニー…優先出走権は手にしたが、今年は黒船賞をスキップ。早くからこの御厨人窟賞に照準を合わせてきた。年齢は重ねたが、まだまだ高知の短距離戦戦線では第一人者。昨年は不覚を取った分、今年は力を見せたいところだろう。

 

・セトノプロミス…転入初戦の前走を快勝。逃げたマウンテンダイヤをアッサリとパスし、能力の高さを見せた。JRA4勝を挙げ、オープン出走歴もある実績馬。サクラシャイニーを負かすシーンも考えられる。

 

・その他では、こちらも転入初戦を圧勝したマルマロス、昨年の勝ち馬マウンテンダイヤ、前走は黒船賞に挑戦したサトノキングリーなど。シャイニーの貫禄勝ちでも気持ちいいが、新星登場のシーンも面白い。今年度最後の重賞、熱戦を期待したい。

 

中島競馬号

 

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