【開催見解】第29回園田競馬後半(3/29~3/31)
兵庫県騎手会は先週金曜日から二泊三日で東京への旅行。それぞれに久々の連休を満喫してきたようで月曜日の調教現場にはアチコチに東京みやげ。耳にする会話も旅行絡みが中心で相当に楽しかったことが伝わってきた。
そんな中、最もエンジョイして戻ってきたのは広瀬Jではないか。フェイスブックにツイッター、インスタ、あらゆるSNSからも彼の弾けまくる姿が見受けられた。とにかくいいリフレッシュができた騎手たち、今週はより一層熱い騎乗になるだろう。
今週の園田競馬は施設工事が行われた関係で水、木、金曜(29~31日)と通常より一日遅れてのスタート、3日間開催ですのでお間違えのないように。
期間中のメインは31日に行われるA1級の1400メートル戦。主役候補は前走3カ月ぶりでも完勝、メキメキと力を付けてきたタケマルビクター。今度は56キロ、前走からの2キロ増となるだけにポイントはここだけ。ハルイチバンは長期ブランク明けを叩いての2走目、1230メートルがどうかと思われた前走でもひとまず4着と格好は付けただけに今度は当然前進があるものだと。前走のケッキセヨは意外と伸び切れなかった。それでも決め脚はA1級でも通用することは示している、改めて見直してみたい一頭だ。
30日はA2級の1400メートル戦がメイン。主役は2連勝中、完全に調子を取り戻したブルーウィザード。前走の勝ち時計は同条件1組戦よりも速かったし、内容も一層強烈だった。背1キロ増になっても問題無しと見る。スマイルプロバイドはスタートで若干後手、その分もあって2走前のようにうまく流れに乗り切れなかった。好枠を引いた今回は当時と同じイン経済コース回りになりそう。ドリームポリーニはまず馬体回復が条件になりそう。細く映った馬体がどこまで回復なっているか。ニシノイーグルななかなか勝ち切れないものの1400メートルの方が末脚は切れる印象、外枠も好都合でゴール前、一気強襲かも。
29日はB1級の1400メートル戦がメイン。最転入エイシンサブウェイは園田C2級2勝、時計もその当時のB級を上回ったものだっただけにここでも十分通用する。JRA500万級で常に前付けのスピードも素直に認めるべきだろう。エイシンシャルルはレース巧者、鮮烈復帰後も2・3着だからまず大崩れすることはない。逃げるのはマイアヴァロンか。前走はスタート後手、外のマキシマムカイザーあたりの出方が気にはなるが、普通に出ればやはりこの馬のハナだろう。降級戦だけに逃げ残り一考。モンスターバローズは久々に木村J騎乗、追い切りもシッカリやっただけに一発の魅力十分だ。レスペート、スクワートルも展開ひとつで浮上か。
(文:競馬キンキ 北防 敦)