【開催見解】園田競馬 第9回前半(7/24~26)

2013年7月23日

 遂に川原Jがリーディングトップに立った。前2週続けて6勝を挙げた54歳のベテラン、先週もその勢いは鈍ることなく5勝、これまでトップ独走だった木村Jが2勝にとどまったことで一気に逆転となった。とにかく今の川原Jを見ているとどの馬に乗ってもリズムがいい。馬の方も楽しみながら走っていると感じがして…。果たしてこのまま一気に引き離しにかかるのか。木村Jがそれは許さんとばかりに大反撃に出るのか。はたまた忘れてもらっては困ると田中Jもここに割って入るのか、兵庫県リーディングは例年以上に熾烈を極めてきた。そんな川原Jは日曜日、佐賀競馬場での里帰りジョッキーズカップに於いて【2】【1】着と好成績を収めた。まさしく目下の絶好調ぶりを佐賀でも 披露して戻ってきた模様。また同じく遠征した有馬Jは【8】【10】着に終わった。

 サテ今週の園田競馬は第6回目を迎える兵庫サマークイーン賞(25日)がメイン。注目はナンといってもアスカリーブル。兵庫県デビューのこの馬、園田では4戦4勝、それも完勝続きの実績を残し南関東へ渡ったワケで1年10カ月ぶりの園田で一体どんな走りを見せてくれるのか。関東オークスに戸塚記念を制しているほどだから肉体的にも精神的にもひと回りもふた回りも大きくなっていることは間違いなく、まず勝利に一番近い存在だろう。メビュースラブも南関東、大井からの遠征馬。前走、金沢読売レディス杯で見せた驚異的なあの粘りからも更に小回りとなる園田馬場にもソツなく対応できそうだし、連筆頭はこの馬。また 東海ダービー馬ウォータープライドも間隔が開いたとは言え力が力だし、高知アドマイヤインディは交流重賞でも善戦してきた実績。遠征馬はそれぞれに相当な力を持った馬だ。そんな中、地元の期待はマンボビーン。スタート安定化でシッカリ結果が伴うようになってきた。ここ目標でシッカリ乗り込んだ点にも好感。

 24日のメインはB1B2級混合の1700m戦。注目は前走2カ月ぶりでも3着に突っ込んできたディーエスハスラー。しかも今回は田中Jへスイッチだけに総てに於いて上積みはありそう。主役は任せられる。逆転候補は連続2着チキリリキオー。ディーエスよりも早めに動ける点を巧く生かせば…。初陣クレバーペガサスも力的には即通用しておかしくない。調教での動きも上々だ。絶好の外枠 を引いたハギノクレバーは前半どこまでポジションを上げられるかがカギに。

 26日はA1A2級の1400m戦がメイン。58キロを背負うことになっても一応の軸馬はタガノバロット。今はシッカリと伸びてくるし、前走のコンマ3差圧勝ぶりにもまだまだ余裕はあった。次いで園田FCスプリントで2着善戦したホクセツライン、近走にムラは残すもののメンバー的には連続好走十分。その他ではワールドハンター、エリモシードの巻き返しに注目したい。

(文:競馬キンキ 北防 敦)



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