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【開催見解】第10回名古屋競馬(7/31~8/7)

2013年7月30日

 『名古屋ジョッキーカップ 激アツだぜい!シリーズ』と銘打った第10回名古屋けいばが7月31日(水)から4日間開催で始まります。ただし、今開催は変則的な日程。31(水)、8月1日(木)、2日(金)と連続3日間行われたあと、4日目は8月7日(水)と開きます。ぜひ、来場の際には開催の有無を確認してください。もっとも名古屋本場では土、日のJRA場外や平日も他場場外発売を行っていますので、不意に来場されても競馬は楽しめると思います。

 

 では、初日からメイン競走を紹介していきましょう。初日は次開催、および9月に行われる名古屋ジョッキーカップの第一戦『桶狭間の戦い特別』がB-1組のメンバーで組まれています。その一戦には東軍(出場19人の騎手を出身地別に東西に分ける)の10人が登場。昨年の当シリーズの優勝ジョッキー、丸山真一騎手と同ポイントながら二位と涙を飲んだベテラン丹羽克輝騎手の戦いにも注目でしょう。もっともクジ運が大きく左右する騎手競走だけに、彼らがどの馬を引き当てるか、この原稿を書いている段階では騎乗馬は決まっておらず、したがって有力馬の紹介としましょう。すでにB-1組で実績を残しているのはラヴィドール。過去に騎手競走での好走がありますし、例年暑さに弱い馬ですが、今季はわりと体調がいいようです。岩手8戦8勝→中央を経て、移籍緒戦を勝ち上がったトミケンウエストは着差は僅かでも追うところはほとんどなく、奥深さを感じさせます。逃げたときとそうでないときの差が大きいブラックウイドーは同型との先手争いを制することができるかが全てでしょうか。1400m戦でハイペースは必至。思わぬ人気薄の差し馬の台頭も十分で、波乱含みの一戦となりそうです。

 

 2日目のメインはA-2組の『サルビア特別』。オープンでも好走歴のあるバトルマグマが人気の中心。ただ、1400mがベストであり、1600mの今回は折り合い等を含めて自身との戦いか。B級特別を勝ったトーホウナイトや堅実なハハノアジツケあたりがライバルとなりそうです。

 

 3日目はAー1組の『ベリドットオープン』がメイン。準オープンの一戦ですが、当地のSPⅠ競走の勝ち馬が3頭エントリー。昨年の東海ダービー馬マイネルセグメントは長らくの不振を抜け出して復調傾向にあります。ただ、他の2頭、昨年の岐阜金賞馬ブライトシンプーは久々の一戦で調整過程もまだまだの印象、一昨年の駿蹄賞馬ミサキティンバーは例年のごとく夏負けといった状況です。それなら3組を勝ち上がってきたミヤジチョビのほうが有力かも。ブリンカー着用の効果も思いのほかあったようで外へ張る悪癖が改善されました。また、転入新馬で要注目なのが、ルクレルク。南関東でオープン2勝という実績はここへ入ればダントツとも言えるもの。8歳と高齢であり、少し蹄の不安を抱えていますが、間近で見た馬体の良さはさすが。地力で制圧という可能性は十分にありそうです。

 

 4日目はまず準メインから。9月に行われるグランダムジャパンシリーズの秋桜賞のトライアル『コスモス賞』が急きょ編成されました。本番と同じ牝馬限定の1400mで3着馬までに優先出走権が与えられます。コスモス=秋桜って意味が一緒じゃん、というツッコミを入れたくなるレース名ですが、急きょなので仕方ない? 名港盃で死闘を演じたデジタルゴールドとスウィングダンスの再戦という見方が大半ですが、昇り馬の川西勢(オリオンローザ、ラブロジック)も有力。ただ、1400mに高い適性を誇るのはデジタルゴールドでしょうか。
 メインは名古屋ジョッキーカップ第2戦『川中島の戦い特別』です。こちらはC-1組での編成。騎乗騎手は西軍の9人。宇都英樹、丸野勝虎、児島真二騎手と九州出身の3人のベテランに紅一点の木之前葵騎手。こちらも宮崎の出身です。こちらも騎乗馬は分かりませんが、勝ち残りになるドウフィンハートのクジを引き当てた騎手が限りなく勝利に近くなりそうです。1400mでは1分27秒台で走る脚力があり、他馬とは能力が違うかも。同馬の2着になったことがあるダークラムが次位有力ですが、逆転までは? さて、強運の持ち主は誰なのか? 楽しみにしているのはわれわれよりも、騎手たちかもしれません。なお、冒頭で触れましたが、最終日は変則開催で8月7日(水)。しつこいようですが、くれぐれもご注意ください。

 

(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

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