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【開催見解】第8回水沢競馬(11/30~12/9)

2013年11月29日

 平成25年度の第8回水沢競馬は11月30日から前半3日間、12月7日から後半3日間の計6日間開催される。

 前半週の最注目レースは3日目(2日)に行われる、2歳牝馬による地方全国交流競走・重賞『グランダムジャパン2歳シーズン第5戦・第30回プリンセスカップ』ダート1400m。フルゲート12頭に対して登録馬は14頭。
 注目の他地区からの登録馬は北海道3頭、笠松3頭の計6頭。昨年は地元・岩手勢のワンツーフィニッシュだったが、今年はとりわけ道営勢が強力。
 ラブミーブルーは前々走、10月10日のエーデルワイス賞(Jpn3)で12番人気と低評価だったが、中央勢の一角を崩す2着と大健闘。その後、11月14日の地元馬同士の重賞・ブロッサムカップでは圧倒的な内容で勝利し、エーデルワイス賞がフロックでなかったことを証明している。粒揃いの北海道の2歳戦線でトップ級の実力を示しており、今回は初遠征だけが課題と言えそうだ。
 カクシアジは9月19日・園田の園田プリンセスカップ、11月21日・笠松のプリンセス特別を制し、目下、グランダムシリーズポイントランキングで首位を走っている。対ラブミーブルーということではエーデルワイス賞(Jpn3)7着と0秒9ほど遅れているが、こちらは長距離輸送で2戦2勝と遠征慣れしているのが強み。今回も外せない存在となりそうだ。
 アイアンガールは4月24日のスーパーフレッシュチャレンジでデビュー勝ち。この世代の日本生産馬勝ち馬第1号である。その後約5ヶ月の休養に入ったが、10月9日のオープン戦6着で戦列に復帰すると、11月14日のブロッサムカップでは前記・ラブミーブルーら一線級相手に先手をとり、5着と掲示板を確保。高いスピード能力を示している。小回り・水沢コース向きの先行力を持ち、まだキャリア3戦の大型馬。実績ではラブミーブルーやカクシアジには及ばないが、2騎にとってこの馬が最も怖い存在になるかもしれない。
 地元勢ではここまで5戦4勝と底が割れていないターントゥタイドが大将格。5戦中4戦が芝だが、水沢の1300m戦で楽勝の実績があり、ダートがダメというわけではないだろう。地元の利を活かしたい。

 後半週の最注目レースは5日目(8日)に行われる、3歳以上オープン馬による重賞競走『第36回北上川大賞典』ダート2500m。フルゲート12頭に対して登録馬は13頭。
 岩手競馬最長距離の伝統重賞だが、今年は大混戦の予感。この秋A級戦連勝実績があるエバーオンワード、ローレルカンタータあたりが人気になりそうだが、まだタイトル戦での実績はなく、牝馬ナンバーワン・ミキノウインク、前走のダービーグランプリで全国の強豪相手に6着と奮闘した3歳の雄・ヴェリイブライト、さらには芝2400mのせきれい賞の勝ち馬・ヒビケジンダイコ、9月に長距離を求めて大井の東京記念に遠征したイーサンジャンパーなど実に多彩な顔ぶれ。また、移籍初戦としてこのレースに登録してきたモズにも注目。中央では札幌2歳ステークス(G3)2着などオープンでも活躍。キャリアの中でダートは1戦のみだが、9月のオープン特別・丹頂ステークス(函館芝2600m)では5着と掲示板を確保しており、長距離には自信の様子。馬券的にも目が離せない一戦となりそうだ。

 

(文:エイカン 内山達明)

 

 

岩手 エイカン

 

 

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