【開催見解】第27回後半園田競馬(3/4~6)

2014年3月3日

先週火曜日のB2級に勝ったエーシンプレジャーの1分28秒8も速かったのだが、それ以上に速かったのが翌日のA2級トウショウセレクトの1分28秒1。現級でこの時計で走られては他陣営はもう出る幕なし、案の定2着馬には1秒7の大差が付いた。それにしてもこのセレクト、転入初戦から7、9、10馬身差を付け、そしてこの度の大差(計算では11馬身)だから後続との差は開くばかり。次はいよいよA1級、どんな走りをするのか、今から楽しみでならない。

 

サテ今週の園田競馬は4~6日までの3日間開催で期間中のメインは6日に行われる第51回六甲盃。兵庫県ではただひとつとなった長丁場2400m戦。馬の能力は当然のことながら鞍上の駆け引きも相当に左右する魅力タップリの重賞である。出走予定馬は10頭でうち3頭が県外からの遠征馬。金沢から1頭、笠松から2頭を迎えて行われる。その遠征馬の中では笠松ドリームマジシャンが一歩リードか。3連勝を賭けて臨んだ前走、梅見月杯が案外だったものの特にデキ落ちは見られないとのこと、小回りを生かす流れになってくれば巻き返しはありそうで…。

地元勢、期待は新春賞からの重賞連勝を狙うニシノイーグル。前走はゴール前で前が窮屈になり脚を余しての(6)着、しかも距離も若干短かった。まぁあれがいい追い切りになったと見れば当然前進はありそうだし、鞍上も主戦の川原Jに戻る。昨年からの連覇狙いはエリモアラルマ、近走なかなか勝ち切れなくなったものの決め脚一番は明らかにこの馬。しかもスタミナも十分でV へ最短と言ってもいいかも。但し雨馬場になると割引き必至、やや重程度までで収まっていれば…。ホクセツサンデーも当然上位に顔を出すだろう。追い切りの動きは前走時よりも良かっただけに久々にこの馬らしさが戻ってくると見るが…。距離を味方に浮上狙いはエイシンナナツボシ、ハギノクレバー。

 

 5日のメインはB2C1混合の1230m戦、ここ3走内に勝ち馬が居らず非常に難解戦だが、期待は距離の長短に関係なく安定感のあるヴィレビスティー。2走前(2)着時のタイムも上々だったし、中心馬としては最適か。降級マイネプルメリアにもチャンスはありそう。前走は他馬に外から被せられて動くに動けず。そんなあとだけに今度は攻めに徹する積極策だろう。ホクセツポイントも前走(3)着で漸く復活。元々の力を考えれば勝って余る条件、内枠希望だったが、スタートさえ五分なら上位争いになる。穴っぽいのはマニッシュスマイル、2走前の1400m戦が直線に向くまで殆ど馬なりだった。それだけにこの距離になっての前進は十分かと。

 

 4日のメインはB2級の1700m戦、主役はレイアロハ。前走時計がかなり優秀だし、今回も向正面早めに動いて決着を付けそう。馬格から相当スケールもデカイ。次位筆頭はウインマルゲリータ。決め脚だけならレイ以上かも、そのレイがどこで先行馬をひと呑みするかによっては結構、差は詰まってくるかも。次いで安定した伸び脚のファンタビュラス、マイネキラあたり。

 

 

(文:競馬キンキ 北防 敦)

 

 

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