【開催見解】第25回ばんえい十勝(3/8~3/17)
第25回ばんえい十勝
第45回イレネー記念(BG1) 3歳オープン定量 3月9日10R
出走予定馬
○アアモンドセブン (670キロ)
○オオゾラシンスケ (690キロ)
○キサラキク (670キロ)
○ゴールデンフジ (690キロ)
○ソウテンブルー (690キロ)
○ハクタイホウ (690キロ)
○ブラックニセイ (690キロ)
○ホクショウマサル (690キロ)
○ホクショウメジャー (690キロ)
【解説】明け3歳馬のチャンピオンを決める一戦。ここまでの特別、重賞は勝ち馬がコロコロ変わっているため、今回もどの馬が勝っても不思議はなさそう。注目はここまで10勝を挙げながら無冠のハクタイホウ。過去2戦の重賞では1番人気に支持されたが、(3)(4)着。しかし、ハンデを背負わされていたことを考えれば負けて強しの内容。定量ならその力を発揮してくれよう。ホクショウの2頭にも注目したい。まずはナナカマド賞(BG3)を勝ったホクショウメジャー。少々甘いが、先行力と障害の巧みさは一枚上の存在。踏ん張りひとつだろう。ホクショウマサルは出脚で置かれて追走にやや手間取るが、流れが落ち着くのでその点は歓迎。追ってからの伸びが良く、差し切りも十分。ヤングチャンピオンSを勝ったブラックニセイは近走ひと息も、ハンデがさすがにきつかったのだろう。定量戦なら巻き返しが可能である。
第35回ポプラ賞(BG3) 4,5歳オープン別定 3月16日10R
出走予定馬
○アサヒリュウセイ (750キロ)
○オレノココロ (750キロ)
○カネサマドカ (710キロ)
○コウシュハウンカイ (750キロ)
○コウシュハクィーン (710キロ)
○ソウクンボーイ (750キロ)
○テンカムソウ (750キロ)
○ナナノチカラ (730キロ)
○ニシキエーカン (760キロ)
○ホクショウユウキ (790キロ)
【解説】今季2度目となるふた世代混合の重賞。夏に行われた、はまなす賞ではホクショウユウキが圧勝。同馬はそれを含めて今季4歳重賞を総なめ。若馬世代ではもはや敵はいない。しかし、今回はハンデを背負い、最大で80キロの差がある。それでも790キロ自体は不安はないし、同じ5歳馬の3、40キロのハンデ差を克服できれば完全制覇も夢ではない。これに待ったをかけたいのが世代最強と言われていた、ニシキエーカン。一昨年のイレネー記念以来、ハンデを背負い重賞勝ちがないが、今回は30キロ軽い760キロ。天馬賞では定量で少差なら逆転も十分。天馬賞ではテンカムソウも見せ場を作っており、ここも自慢の障害力を生かせるなら前残りへ。4歳馬はここまで荷物を背負うと経験値の差が出るため厳しいが、ダービー馬のオレノココロは勢いがあり、注意したい。
競馬ブック 定政 紀宏