【ばんえい】重賞 黒ユリ賞結果
2月16日(日)「第39回黒ユリ賞」(BG2)の結果
キサラキク号が、今年デビューの牝馬頂点へ!
ばんえい十勝で2014年2月16日(日)に行われた「第39回黒ユリ賞」(3歳牝馬オープン・BG2)は、キサラキク号が見事に人気に応え、本年度デビューの牝馬頂点の座を手に入れました。
一日中降り続く雪の影響で馬場水分は5.0%と高め。スピードレースが予想され、全頭が初めて引く640kgの重量でどのような動きを見せるかがカギとなりました。
道中はほぼ差なく一団となって進められますが、早めに息をいれただけで果敢に先行するアアモンドセブン号やセンゴクイチ号、メモリアルサマー号、自分のペースを守り小刻みに息をいれ進むキサラキク号など、騎手の駆け引きが巧みに現れた展開となりました。
まず初めに障害を仕掛けたのはアアモンドセブン号。少し膝を折りかけても持ち直し、一番手でクリア。続くキサラキク号も鼻先が土につきそうになるところを踏ん張り、二番手で降ります。センゴクイチ号、アサヒメイゲツ号も次々に追い上げゴールを目指します。
勢いに乗って進むかと思われて失速してしまう馬が出るなど、馬場水分が高い軽馬場とはいえ、未知なる重量がのしかかるゴール前。キサラキク号は後続馬を少しずつ引き離し、見事人気に応え定量戦を制覇しました。
「黒ユリ賞」で芦毛の馬が優勝するのは、2004年のフクイズミ号以来10年ぶりとなり、新たな次世代ヒロインの誕生となりました。
記
<キサラキク号のプロフィール> ※2014年2月16日現在
生年月日・毛色 :2011年5月8日(牝3歳・芦毛)
血統 :父 ウンカイ 母 マックス (母父)ダイヤテンリユウ
生産者 :山崎 勇 氏
馬主 :梅津 茂雄 氏
厩舎 :村上 慎一 厩舎
通算成績 :21戦6勝(うち重賞1勝)
【藤野俊一騎手のコメント】
前から障害が課題でしたが、そこだけを上手くクリアできればなんとかなるという手ごたえはありました。今日のレースも少し危なかったですが、しっかり持ちこたえてくれ良いレースが出来ました。