【開催見解】第18回ばんえい十勝(12/10~12/19)
第18回ばんえい十勝
第33回レディースカップ 4歳以上牝馬選抜別定 12月18日10R
出走予定馬
○アアモンドセブン (720キロ)
○アスリート (710キロ)
○キサラキク (730キロ)
○シリウス (710キロ)
○セイコークイン (730キロ)
○センゴクイチ (710キロ)
○ナナノチカラ (730キロ)
○フェアリードール (720キロ)
○ベニコマ (690キロ)
○マゴコロ (710キロ)
【解説】
ハンデ差がある一戦だが、その差は大きくなく、実績上位馬が結果を残している一戦。今回はオープン馬が3頭参戦してその中で好調馬と格下ながら近走の内容を重視して予想してみたい。まず、主軸に指名するのがキサラキクである。前開催は一線級相手の重賞で接戦を制してのV。軽ハンデとはいえ、揉まれてきた経験が生きた一戦であったし、この馬も力はついてきていることを証明した。昨年のこのレースの勝ち馬でもあり、連覇への期待がかかる。相手筆頭にはアアモンドセブン。春先は体調面で課題があったが、復調した今は毎回上位を賑わしているように力を出し切れている。手替わりとなるが全く心配はないし、今の軽い馬場も歓迎材料である。単穴には昨年の2着馬であるマゴコロを。なかなか馬体が増えずに苦労はしていたが、ここにきて安定しており、中間の稽古でも素軽い動きを見せるようになった。あと一週間あれば仕上がってこよう。その他ではフェアリードール、アスリートあたりか。ナナノチカラは実績上位も仕掛けにムラがあるため取り捨ては難しい。
師走特別 3歳以上オープン 12月12日
出走予定馬
○オイドン (745キロ)
○オレノココロ (775キロ)
○カイシンゲキ (750キロ)
○キタノタイショウ (740キロ)
○コウシュハウンカイ (770キロ)
○センゴクエース (755キロ)
○トレジャーハンター (750キロ)
○フジダイビクトリー (765キロ)
○ホクショウユウキ (740キロ)
【解説
】前開催で重賞を使った馬が大半だが、荷物的に重くなかったし、馬場も軽かったので反動はほとんどないだろう。ここはハンデ差と近走の内容を考えて総合的に判断したい。主軸に指名したのはセンゴクエース。前走は5着止まりも障害への不安がある中での重賞。後方からスンナリ上げて直線は最速の上がりをマーク。あの腰の入りならもう大丈夫だろう。藤野騎手も連続で手綱を取るなら更に攻めが利くし、逆転に期待。相手筆頭にはコウシュハウンカイ。前走はあと一歩及ばなかったが、端コースの不利がありながら、そしてハンデを背負っても崩れなかったこの馬の充実ぶりを素直に信頼できる内容。再度勝ち負けに期待。カイシンゲキの成長に注目しなければならないだろう。今季は一線級に本格参戦で揉まれてきた。近走は毎回上位争いをしているように慣れは必至。ハンデも丁度良く、前走も最先着しており、侮れない存在。その他では実績的にオレノココロ、フジダイビクトリーも軽く扱うわけにはいかないが、復調したホクショウユウキを穴で。
競馬ブック 定政 紀宏