【開催見解】第19回ばんえい十勝(12/24~12/29 重賞:ばんえいダービー、ヤングチャンピオンシップ)
第19回ばんえい十勝
第45回ばんえいダービー(BG1) 3歳オープン定量 12月25日10R
出走予定馬
○アアモンドヒューマ (720キロ)
○アラワシキング (730キロ)
○キタノリュウキ (730キロ)
○ツルイテンリュウ (730キロ)
○フウジンライデン (730キロ)
○プレザントウェー (730キロ)
○ホクショウディープ (730キロ)
○ホクトノホシ (710キロ)
○マルミゴウカイ (730キロ)
【解説】
クラシック最後の一戦。定量戦のため実力上位馬が有利。実績面を考えれば昨年度のチャンピオンであるフウジンライデンが一枚上だが、今季はまだ2戦しか消化しておらず、その内容もひと息。仕上がり面に不安を残す。それ以外の重賞勝ち馬か勢いのある馬を選択したい。まず本命には大賞典を勝ったマルミゴウカイ。二冠を狙った菊花賞では最後の伸びを欠いて2着と敗れたが、端コースではこの馬の集中力が保てなかった。中枠なら違っていたし、ここは改めて狙いたい。相手筆頭はホクショウディープ。昨年のヤングCSの勝ち馬。今季は使い出しは遅かったものの菊花賞では3着と存在感をアピール。近走の内容も充実しており、仕上がり面では今季一番と言えるだろう。次に期待しているのはプレザントウェー。菊花賞は5着止まりながら今季力をつけて下のクラスから上がってきた。近走の充実振りでもヒケは取っていないし、今回の台風の目ともいえる存在である。菊花賞を完勝したツルイテンリュウは4番手評価だが、その理由としては仕上がっていなかったとはいえ前走の内容が悪過ぎた。騎手の仕掛けひとつと言えばそれまでだが、菊花賞を勝った実力があるとはいえ、信頼性という点。それでも軽く扱えない。
第18回ヤングチャンピオンシップ(BG2) 2歳産駒特別選抜別定 12月29日10R
出走予定馬
○カネサスペシャル (590キロ)
○キタノサカエヒメ (570キロ)
○キタノミサキ (570キロ)
○ゴールデンフウジン (610キロ)
○サカノイサムヒメ (570キロ)
○ジェイワン (600キロ)
○センショウニシキ (600キロ)
○トモエハイセイコー (590キロ)
○ホクショウムゲン (600キロ)
○ミノルシャープ (590キロ)
【解説】
2歳三冠レースの第2戦目。5つの産駒特別で上位2頭ずつで編成された。この時期は雪の影響もあり、時計勝負になっていることがおおく、スピードと切れ味が勝敗を左右しそう。主軸と考えているのは今季これまで4着以下なしというジェイワン。ナナカマド賞は勝ち馬に大きく離された2着ではあるが、障害力と一瞬の切れ味は見せていた。最後にきて少々甘いところはあるが、今の軽い馬場であれば押し切る可能性のほうが高そう。対抗にはセンショウニシキ。こちらも決め手という点でやや足りない感じはあるが、スピードと切れではヒケは取っていない。重賞初挑戦とはなるが、能力的にも十分通用するはず。単穴にはナナカマド賞を勝ったゴールデンフウジン。20キロのハンデを背負うため3番手評価だが、決め手は実証済み。前半溜めが利くようなら。能検一番時計のホクショウムゲンは気性面で課題が残っているため押さえまで。ここにきて急成長してきたミノルシャープを穴候補に挙げたい。
競馬ブック 定政 紀宏