【開催見解】第25回ばんえい十勝(3/4~3/13 重賞:イレネー記念、ポプラ賞)
第25回ばんえい十勝
第48回イレネー記念(BG1) 3歳オープン定量 3月5日10R
出走予定馬
○ウンカイタイショウ (690キロ)
○カネサスペシャル (690キロ)
○キタノミサキ (670キロ)
○ゴールデンフウジン (690キロ)
○ゴールドインパクト (690キロ)
○ジェイワン (690キロ)
○センショウニシキ (690キロ)
○ナカゼンガキタ (670キロ)
○ホクショウムゲン (690キロ)
○ミノルシャープ (690キロ)
【解説】センゴクエースという絶対的な存在がいた2年前は堅く収まったが、比較的荒れるケースが多い一戦。その要因は荷物が重くなること。牡馬が690キロ、牝馬670キロと未知の領域。実績ではヤングチャンピオンCを制したホクショウムゲンが一歩抜け出た感じはするが、気難しい面を見せたこともあり、重い馬場で690キロを背負うと悪い癖が出る可能性もある。そこで本命に指名するのが、障害も安定していて末脚もしっかりしているゴールドインパクト。特別、重賞では結果を出せていないが、メキメキと力をつけており、A1で3勝をマーク。勝負根性も評価できる。対抗にはジェイワン。2走前に初めて崩れたが、敗因は重い端コース、スタートで後手を踏んだため。すぐさま巻き返したように能力の高さは証明。先行力と障害の巧みさはメンバーでも最上位。穴候補としてはカネサスペシャルだろう。流すだけの競馬が多いが、勝負するレースはハナから気合いをつけての積極策。結果も出ているだけに一番の警戒が必要。ナナカマド賞馬のゴールデンフウジンは特訓の成果が出るなら巻き返しも十分。
第38回ポプラ賞(BG3) 4・5歳オープン別定 3月12日10R
出走予定馬
○アスリート (740キロ)
○キンメダル (760キロ)
○シリウス (740キロ)
○センゴクエース (800キロ)
○ツルイテンリュウ (750キロ)
○バウンティハンター (760キロ)
○フウジンライデン (750キロ)
○プレザントウェー (740キロ)
○ホクショウディープ (760キロ)
○マルミゴウカイ (790キロ)
【解説】4・5歳オープン戦。上下のハンデ差は60キロと大きく、4歳馬でもそのハンデ差を生かしての台頭も十分にある一戦。それでも主役は一線級の中に入って勝ち負けしているセンゴクエースだろう。一時崩れたが修正に時間をかけて空け5歳馬の三冠をキッチリ。今回は800キロの未知な領域もそれは他馬も一緒であり、自力の違いで克服してくれるだろう。相手筆頭には4歳馬のホクショウディープ。こちらは760キロと今季は無冠ながらクラシックレースで毎回勝ち負けしていたように力は実証済み。750キロを経験しており、10キロ増は心配なさそう。センゴクエースと40キロ差なら一発の可能性も。その他ではやはり5歳馬だろう。特にキンメダル760キロは恵まれた印象もあり、センゴクエースをやぶる最大のチャンスといえよう。
競馬ブック 定政 紀宏