【開催見解】第26回ばんえい十勝(3/18~3/27 重賞:ばんえい記念)
第26回ばんえい十勝
第49回ばんえい記念(BG1) 4歳以上選抜定量 3月20日9R
出走予定馬
○オレノココロ (1000キロ)
○カイシンゲキ (1000キロ)
○キタノタイショウ (1000キロ)
○コウシュハウンカイ (1000キロ)
○サクラリュウ (1000キロ)
○ニュータカラコマ (1000キロ)
○フクドリ (1000キロ)
○フジダイビクトリー (1000キロ)
○ホクショウユウキ (1000キロ)
【解説】ばんえい競馬の王者を決める一戦。今現在(木曜日)の段階で雪の予報は20%。ここ数日も雪の影響がなく、走路は乾いている。水曜日にロードヒーティングを停止しているが、気温もプラスのため凍結の心配もなさそうだ。ばんえい競馬本来の力比べを是非、本場にて観戦し、迫力を見ていただきたい。
注目としてはまず、昨年度の勝ち馬であるフジダイビクトリーだろう。初挑戦であった一昨年はあと一歩で涙を呑んだが、端枠の不利がありながらその経験を生かして3頭の叩き合いを制した。今季も重賞3勝をマークしており、力は健在。トモエパワー以来の連覇に挑戦。もう一頭は初挑戦組ではやはりオレノココロだろう。こちらは古馬BG1の2勝を含む重賞3勝をマーク。昨年度は無理せずに早目に休養に入ったが、持てる能力の高さは現役最強とも言われる逸材。帯広記念をトップハンデで連覇したことからもわかるはずだ。世代最強馬からばんえいの頂点への資格は十分。締め切りギリギリまでこの2頭のどちらに本命にするか迷う。条件が条件だけに他の馬にも勿論、チャンスはある。昨年初挑戦で3着と見せ場を作ったコウシュハウンカイ。2年連続で帯広記念は惨敗もその後は立て直されて近走は毎回、勝ち負けを演じている。2度目の挑戦で真価を問いたい。昨年の2着馬で毎年、着順を上げているのがニュータカラコマ。転厩して日が浅い面はマイナス要素ではあるが、連日乗り手自ら稽古されており、力は出せるだろう。初挑戦で好走するケースが多い一戦だけにカイシンゲキ、サクラリュウには警戒が必要である。
競馬ブック 定政 紀宏