【船橋】競馬専門紙記者の重賞予想(7/20 習志野きらっとスプリント)
「実力馬サトノタイガーが咆哮」
地方競馬スーパースプリントシリーズ2016としてこれまで全国各地で計5戦トライアルが行われ、当レースはそのファイナル。船橋競馬場の1000メートルを舞台にワンターンのスピード王が決まる。
サトノタイガーは昨年の当レース2着馬。前走の京成盃グランドマイラーズは12着と案外な結果に終わったが、年を重ねて現状ではスプリント戦の方がいいのだろう。ここが休み明け3戦目。前々走の交流重賞、さきたま杯では4着に健闘していて能力に陰りはなく、鞍上の笹川騎手も2度目の騎乗。別定58キロでも勝ち鞍。狙い目は十分。
ルックスザットキルは昨年の当レースの覇者。前走は地元大井のオープン特別を58キロで完勝して、その後はジックリと調整。ここ照準に好仕上がりを見せており、別定57キロで力通りの走りができれば当然、連覇のシーンが。
ホッカイドウ競馬所属のクリーンエコロジーは長距離遠征でどうかだが、前々走の交流重賞、北海道スプリントカップでは地方勢最先着の4着。JRA時代に左回りで2勝を挙げており、初コースを気にするタイプでもない。あとは涼しい北海道から蒸暑い関東への遠征で体調さえ崩さなければ、この条件、相手でも互角以上の期待。
フラットライナーズは短距離路線に矛先を向けてから1200メートル以下で無敗。前走の当レースへのトライアルである川崎スパーキングスプリントも3馬身差の完勝だった。勢いに乗って重賞初制覇も。イセノラヴィソンとアルゴリズムは今回と同舞台である1月の船橋記念1、2着馬。得意の条件で変わり身を警戒。
◎サトノタイガー
○ルックスザットキル
▲クリーンエコロジー
△フラットライナーズ
△イセノラヴィソン
△アルゴリズム
(ケイバブック 木村悟)