【開催見解】第5回船橋競馬（8/5～9）
船橋競馬は８月５日（金）～９日（火）までの３日間開催。６日（土）・７日（日）はホリデー。
３日間ともナイター競馬で第１競走は１５時発走予定。
初日のメインレースはＢ１・Ｂ２の「新涼スプリント」。
快速馬が揃い、少頭数ながら難解な一戦。船橋千二で９勝を誇るムービングライトが最有力か。前走同条件で快勝と勢いに乗るし、差し脚が板についてきた印象。父譲りのスピードを武器に連勝を狙う。前走ムービングライトに０秒５差で４着のカベルネフランも巻き返しに意欲。勝ち味に遅いのは否めないが、一貫して地元の千二を狙ったローテーションで安定感は抜群。再度快速ぶりを発揮ならキョウエイアドニス。距離は短ければ短いほど信頼度は増すが、千二でも十分勝負になる。昇級戦で格上混合と課題は多いが、パッシオーネラヴィとセンペンバンカにも注意が必要。
２日目のメインレースはＢ２以下の「鋸山特別」。
一時期の低迷が嘘のように、近走は安定した成績を収めるガリャルダ。７連勝を決めた４歳時の輝きを取り戻しつつある。格上混合の前走も、真一文字に伸びて今季２勝目。交流戦で中央馬と遜色ない走りができている今なら、連勝可能だろう。２連勝でＢ２昇級のアラマサル。毎回後方からの競馬で展開次第だが、転入２戦目から目立った敗戦もなく、鋭い決め手には目を見張る。距離にも対応できるはず。一連の好調ぶりなら上位争い必至のキタノイットウセイ、キタサンダイチ。入着を続けるナガラキコウシ、距離延長は歓迎のノースフォンテン。穴なら千七で２勝のタケルオウジ。
３日目のメインレースはＡ２以下の「千葉日報賞」。
前走準重賞で２着のコンドルダンス。平和賞２着、優駿スプリント３着など距離を問わない活躍をみせたが、前々走の勝利まで１７戦連続勝ち星なしと低迷。勝てなくても入着を続けると、相手が上がる歯がゆさにもめげず、出遅れを問題にしない素質溢れる走りで、再上昇してきた。久々の地元戦でも勢いで突破か。連続好走の少ないスマートファミリアだが、地元の千六は〔３４０４〕とハイアベレージ。放牧明けで昨暮れ以来となるツルオカハチマンは、今年の川崎マイラーズの覇者モンサンカノープスと差のない勝負をした実績馬。その他、この条件常連のアサヤケ、スカイインテンス。転入後１３、６着も母ブロードアピールという良血のブロードソードに注目。
日刊競馬・津田英憲
