【船橋】競馬専門紙記者の重賞予想(2/8 報知グランプリカップ)
『連覇に向け放たれたタイムズアロー』
乗り難しい面があり全幅の信頼は置きづらいタイムズアローだが、交流重賞を含めて大崩れしていないのは地力の高さの表れ。放牧明けの前走を使われて大幅に気配アップ。攻め馬パートナーを務める西村騎手なら乗り替わりも不問。ベストの条件で連覇の期待が高まる。
相手筆頭は同厩舎のモンサンカノープス。昨年4着は急遽の乗り替わりが影響した印象。騎乗者が「抜群だった」と話す好追い切りを消化して態勢は万全。千八は気持ち長いが、状態の良さとコース適性の高さで相殺可能だ。
大師オープンで強豪を撃破したガーニーフラップも上位候補。成長余地のある4歳だけに、伸びシロという点では上記2頭を上回る。レジェンド的場文男騎手の怒涛の追い込みに注目。
△勢では昨年逃げて2着のムサシキングオーが怖い。モマれずに済む外枠は好都合。今年は逃げるエンパイアペガサスをマークする形で、機を見て抜け出す構え。
もちろん素質秘めるエンパイアペガサスの粘り込みも十分だし、JBC出走イッシンドウタイも休み明けで万全?とはいえ力差はなく注意が必要。
春の交流戦線に向け、目の離せない一戦だ。
◎タイムズアロー
○モンサンカノープス
▲ガーニーフラップ
△ムサシキングオー
△エンパイアペガサス
△イッシンドウタイ
(ケイシュウNEWS 古川里絵)