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【開催見解】第9回門別競馬(8/9~8/18 重賞:ブリーダーズゴールドカップ、フルールカップ、エトワール賞)

第9回門別競馬展望

 

 夏真っ盛り。そして今開催には、ホッカイドウ競馬の夏の祭典「ブリーダーズゴールドカップ」が行われる。年々、面白みがなくなってきたこのレースを、牝馬限定戦に衣替えして以来、再び、活気を取り戻してきたのは言うまでもない。なお、同日の3日目には、2歳牝馬による「フルールカップ」、後節の6日目には、古馬オープンによるスプリント「エトワール賞」が行われる。

【重賞レース】

○8月11日 3日目11R 第28回ブリーダーズゴールドカップ (Jpn3) 3歳以上オープン牝馬 距離2000m

1.ドリームダークアイ

2.バカニシナイデヨ

3.ジュエルクイーン

4.ビービーバーレル

5.タイニーダンサー

6.ステファニーラン

7.ノットフォーマル

8.ティンバレス

9.クライリング

10.アムールブリエ

【展望】昨年の覇者アムールブリエが連覇を目指して、目標通りに歩を進めてきた。昨年は川崎のエンプレス杯以来、5カ月ぶりの競馬だったが、今年は平安S、帝王賞と強力な牡馬陣と戦ったこともあり、調整面は順調。昨年同様、函館競馬場を経由して門別入り。昨年、地元のエーデルワイス賞、北海道2歳優駿を制して中央入りを果たしたタイニーダンサーは、当初から目標にしていた関東オークスを勝ち上がり、スパーキングレディーCでも古馬相手に3着。サウスヴィグラス産駒でも長丁場向きだから、距離2000mは打ってつけ。実績ある門別競馬場と斤量の55キロで逆転の筆頭。ビービーバーレルは前走で軽量だったとはいえ、初ダートを克服しただけに台風の目になり得る存在か。エンプレス杯でアムールブリエに0秒3差に踏ん張ったティンバレスも要注意。

(厩舎の談話)

1.ドリームダークアイ 順調にきていますが、今回は交流重賞で相手が強力です。終いは寄ってくるとは言っても、速いペースにどこまで対応できますか。

2.バカニシナイデヨ レース間はないですが、デキは維持しています。豪華メンバーが揃い、力の差を感じますが、精一杯の走りをしてほしいですね。

3.ジュエルクイーン 前走は勝った馬にマークされる位置取りでしかレースを運べない状況でした。今回は人気のプレッシャーもなくレースに挑めるでしょう。

4.ビービーバーレル 勝ち馬は強かったが、50キロだったとはいえ、前走は初めてのダートで古馬の牡馬を相手に頑張った。牝馬限定戦で距離が延びる点もプラス。

5.タイニーダンサー 前走は上位2頭が強かった。2走前の競馬からも距離は問題ないよ。長距離なので余裕を持たせて1日早目に輸送。走り慣れたコースはいい。

6.ステファニーラン 昨年5着と健闘していますが、あの時と比べると、まだ息遣いが本当じゃない感じ。このメンバーでは、ごまかしが利きませんからね。

7.ノットフォーマル 本気で走っていませんね。強行軍ですが、疲れはありません。敏感な面があってメンコをつけていましたが、今回は外してみます。

8.ティンバレス 輸送は無事にクリア。追い切りは日曜に行いましたが、間隔が詰まっていますから、サラッとで十分。斤量差があるので頑張ってほしいですね。

9.クライリング 行きっぷりには復調の兆しが見えますが、まだ満足のいくところまでは来ていません。これまでよりも一段と強力なメンバー構成ですからね。

10.アムールブリエ 昨年同様、水曜に追い切って木曜に函館に移動。力のいる門別の馬場の方が合っているようです。昨年、勝っているレース、期待していますよ。

 

○8月11日 3日目12R 第3回 フルールカップ(H3)2歳オープン牝馬 距離1000m

1.スマートアクセス

2.オヤジノハナミチ

3.シェアハッピー

4.アップトゥユー

5.ピンナップ

6.ハタノオヌール

7.エイシンムーラン

8.テセラプルーニア

9.ピンクドッグウッド

10.ラブミーファルコン

【展望】2歳重賞第3弾だが、このレースから牝馬路線が皮切りとなる。中心はピンクドッグウッドだろう。前走は中央の函館2歳Sに挑戦したものの、今年の高速馬場では厳しかった感じ。ただし、地元に帰れば話は別。キッチリと捲土重来を期す構え。栄冠賞では積極的な競馬で5着だったアップトゥユー。デビュー戦は1000mで圧勝しているように、今回の距離短縮は大いに歓迎材料になるはずだ。軽い馬場とはいえ、初戦で1分を割って大差勝ちしたオヤジノハナミチ、アタック、オープン特別と目下2連勝中のシェアハッピーの勢いも無視はできない。好馬体の持ち主で将来性がありそうなエイシンムーランにも注目したい。

(厩舎の談話)

1.スマートアクセス デビュー戦で勝っている1000mは好条件ですが、小柄ですから栄冠賞のようなタフな馬場での勝負になると厳しい。軽馬場になってくれれば。

2.オヤジノハナミチ デビュー戦はタイムもレースぶりも評価できますが、スピード自慢が多い重賞となると、思い通りのレースができる保証はありませんから。

3.シェアハッピー 少し食いが落ちましたが、十分にレース間を開けました。力をつけているのは確かですが、今回は1000mでスピードが要求されますからね。

4.アップトゥユー 前走は厳しい流れを考えると、よく頑張っています。ゲートが速く、スピードが身上。距離も向きますし、恥ずかしいレースはしないでしょう。

5.ピンナップ レース間が開いていますが、コンディションは良好です。距離は向いていると思いますし、タイムも詰まるはず。差のない勝負ができるでしょう。

6.ハタノオヌール 前走は1200mでも我慢が利き、対応してくれました。この距離ならスピード生かせますし、もっと脚も弾けると思いますね。期待しています。

7.エイシンムーラン 新馬戦を勝ち上がったばかりですが、具合がいいのでここに挑戦することにしました。本質的に1000mというタイプではありません。

8.テセラプルーニア 1000m戦で勝ってはいますが、距離はもっとあった方がいいタイプと思います。展開が嵌まるようなら、いいところがあるかもしれません。

9.ピンクドッグウッド 前走は初めてのコースで馬が怖気づいてしまったようです。地元の1000mなら、本来の自分を取り戻すはず。好レースしてくれるでしょう。

10.ラブミーファルコン ここ2戦は内枠で行かざるを得ない格好になりました。枠順によってはもっと柔軟なレース運びもできると思います。改めての気持ちです。

 

○8月18日 6日目 第16回エトワール賞登録馬 3歳以上オープン 距離1200m

・トドイワガーデン

・インプレスウィナー

・ケイアイユニコーン

・プーラヴィーダ

・サクラインザスカイ

・クリーンエコロジー

・カディーシャ

・モズマッテタワ

・コールサインゼロ

・シセイカイカ

・レッドペリグリン

【展望】昨年の覇者クリーンエコロジー。前走は船橋の習志野きらっとスプリントに挑戦。最後方からの競馬を余儀なくされたが、終い差を詰めて何とか入着を果たしている。今年はここまで未勝利ではあるが、中身だけ見れば、悲観材料はひとつもない。8歳を迎えても衰えた感覚もまったくなく、連覇の可能性は十分だろう。中央から転入後、2連勝を飾っているケイアイユニコーンは、末脚を生かす意味では、広い門別コースが合っているようだ。追い比べなら逆転までありそう。北斗杯以後、岩手競馬に転厩したトドイワガーデンが古巣の地で重賞勝ちを狙ってきた。前走の盛岡では1000mでレコードを樹立しており、乗りに乗っての遠征となった。その他、コールサインゼロ、シセイカイカなど、短距離戦に自慢の顔ぶれも揃っており、手に汗握る攻防が見られそうだ。

 

(競馬ブック・松本英博)

 

 

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