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【開催見解】第11回門別競馬(9/6~9/15 重賞:旭岳賞、イノセントカップ)

第11回門別競馬展望

 

 9月の声を聞いて中央の北海道シリーズも終わった。いよいよ、馬肥ゆる秋競馬のスタート。今年は台風の当たり年だけに、自然との戦いも予断は許さない。さて、今開催の重賞は、後節5日目の古馬オープンによる旭岳賞、6日目には2歳オープンによるイノセントカップが行われる。

【重賞レース】

○9月14日 5日目 第2回旭岳賞登録馬 3歳以上オープン 距離1600m(内)

・オースミイチバン

・グランプリブラッド

・ロイヤルクレスト

・サクラインザスカイ

・セントマーチ

・オヤコダカ

・ボーイフレンド

・ヘブンズゲート

【展望】マイル路線では最後の重賞レースだが、現在の登録馬は僅か8頭ということで追加登録が認められている。距離適性を考えた場合、7月7日に行われた星雲賞(距離1600m)の上位馬が主力を形成するのは間違いないだろう。勝ったオヤコダカは、赤レンガ記念をも制しており、目下重賞2連覇中。内回りの攻略方法も知り尽くしており、レースが開いた心配もないはずだ。2着のヘブンズゲートは、今年はオヤコダカが目の上のコブになっているが、抜群の安定感は高く評価されるものだろう。昨年の道営記念を制したグランプリブラッドは、昨年同様、瑞穂賞、道営記念の路線を貫く構えだが、それではレースが開き過ぎるために、この一戦を視野に入れられた。甲乙つけ難いこの3頭の熾烈な戦いは見モノである。

 

○9月15日 6日目 第16回イノセントカップ登録馬 2歳オープン 距離1200m

・バンドオンザラン

・スーパーステション

・リシュリュー

・ジュエリーアイス

・スカイロックゲート

・ストレンジウーマン

・マイティキング

・ゴーリキ

・フライングショット

・ヘイジュード

【展望】このレースもフルゲートに満たないために追加登録が認められている。唯一の2勝馬バンドオンザランは、中央の函館、札幌は芝で成果が得られなかったが、何といっても栄冠賞の覇者だから、地元に帰ってくれば、話は別だろう。精神面も含めて、どれだけ遠征で生じた疲れをケアできているかが焦点のひとつになりそうだ。栄冠賞3着のスーパーステションは、ブリーダーズゴールドJC以来、立て直しに懸命。距離が1200mに戻るだけに、まともなら巻き返しは必至か。快速娘のストレンジウーマンも前走の敗戦が今後の糧になることは明らかであり、馬場の軽い道悪競馬になるなら、そのスピードは脅威になる。素質秘めるスカイロックゲートも距離短縮がプラス材料になりそうだ。

 

【初日メイン】

○9月6日11R ヤングジェネレーションカップ 3歳以上C1-2組 距離1200m

1.アザレンカ

2.ランランラン

3.フロイラインシチー

4.インペリアルブルー

5.アロマー

6.アライア

7.ローツェフェイス

8.コウセイカルメン

9.オープンアーム

10.ミネサランチェゴ

11.シリカ

12.ミットフロイデ

【展望】前開催に行われた雪印種苗BFMP特別の再戦模様。中心はローツェフェイス。結果的には早目に動いたことが勝ち馬の決め脚を呼ぶ形になったものの、負けて強しの内容であり、その潜在能力を認識できたのは確かである。連軸としては打ってつけの存在だろう。牝3歳のアライアは、まだ6戦のキャリアしかないが、前走の3着でこのクラスにも早々にメドを立てている。伸びしろを言うなら、こちらの方が上かもしれない。あと、軽い馬場が向きそうなシリカ、中央からの転入緒戦となるコウセイカルメンも侮るわけにはいかない。

(厩舎の談話)

1.アザレンカ 前走は粘り強い走り見せました。上の条件に入って相手関係は微妙ですが、デキは維持しています。馬場でも渋れば、いいところがありそう。

2.ランランラン 自分のペースが守れないと脆い面がある馬ですから、前走のようにマークが厳しいと持ち堪えることができません。ここも不安ですね。

3.フロイラインシチー 中央で使われたあと、休養させていました。まだ動きが物足りませんし、いきなり動けるかどうか。緒戦は割り引いて見て下さい。

4.インペリアルブルー 前走は馬場が軽く、スピード競馬になったこともありますが、クラスが上がると、そう甘くはありませんね。展開にでも恵まれないと……。

5.アロマー 前走は思ったほど動けなかったのは気になりますが、状態面に問題はありません。地力からは勝ち負けしてもいい条件。気持ち次第でしょう。

6.アライア 決め手勝負に後れを取った格好の前走ですが、まだキャリアが浅い馬ですから、糧になったことでしょう。その経験を生かしたいところですね。

7.ローツェフェイス 前走は追い込み馬の強襲に遭ってしまいましたが、力は見せられたと思います。デキは前走以上、今度はキッチリと決めたいですね。

8.コウセイカルメン 中央の芝で、新馬、未勝利戦と続けて2着にきていますし、ダートでも着を拾っていますね。この条件なら力は足りるところでしょう。

9.オープンアーム 元気一杯で、前走よりはいい状態ですね。これで、レースに行って前向きさが出てくるようなら、脈があると思います。

10.ミネサランチェゴ ひと開催休ませたのは予定通り。順調にきています。昇級戦ですが、もともと、このクラスで走っていた馬ですから、力差は感じません。

11.シリカ 善戦止まりですが、内容は良くなっています。デキも安定してきました。軽い馬場が向くタイプなので、馬場が渋れば、チャンスが広がりそうです。

12.ミットフロイデ 調教もできているので、取消の影響はないと思いますが、順調さを欠いたわけですから、一抹の不安はありますね。底力に期待という感じです。

 

(競馬ブック・松本英博)

 

 

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